
日本女子オープン初日5位と好スタートを切った前週Vの菅楓華(撮影/岡沢裕行)
菅が涙の初Vを果たした前週からのいい流れをキープした。2度の2連続を含む6バーディを奪い、ボギーは1個だけ。「とくに後半はお先にパットができるくらいショットがピンに寄ってくれて、ピンチもなくて、今日はいいプレーだったと思います」と笑顔で振り返った。
インから出て前半を35でまとめると、後半アウトでギアを上げた。3番パー5でピンまで残り60ヤードの第3打を58度で70センチに寄せてバーディ。続く4番パー4も残り157ヤードの第2打を7Iで50センチにつけて連続バーディとした。この日はショットの切れが鋭く、8番パー4、9番パー4も第2打を1メートル以内に乗せてスコアを伸ばした。
「今日は距離がドンピシャというか、距離を合わせるショットがなくて、全部フルショットできた。ショットの悪いイメージがなかったので、自信を持って打てています」
前日は練習ラウンドをせず、疲れを取ることに充てたが、その効果も感じたという。
「このコースは高校生のときに回っていて、イメージもいい感じでコースも覚えていたので、いい休養になるかと思っていました。今日の朝は体が結構元気だったので、正解だなーと思いながら、休むことも大事だと思えたので、いい経験になりました」
自身が課題としている「初日」をクリアしたことも追い風になる。
「初日がよければ2日目もしっかり伸ばせるというのがあるので、そういう面で初日は課題です。(その課題の初日に)60台で回れたのは大きかったですし、流れに乗っていけそうなので、今日もしっかり休んで明日も頑張りたいです」
2週連続優勝とメジャー初制覇へ向けて、滑り出しは順調だ。