女子ゴルフの国内ツアー今季第28戦でメジャー第3戦「日本女子オープン」初日が2日、兵庫県・チェリーヒルズGC(6616ヤード、パー72)で行われ、前週のミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンで初優勝を果たした20歳の新鋭・菅楓華が6バーディ、1ボギーの5アンダー67で回り、首位に2打差の5位と2週連続優勝とメジャー初制覇へ向けて好スタートを切った。安田彩乃が7アンダー65を出して単独首位に立った。
画像: 日本女子オープン初日5位と好スタートを切った前週Vの菅楓華(撮影/岡沢裕行)

日本女子オープン初日5位と好スタートを切った前週Vの菅楓華(撮影/岡沢裕行)

菅が涙の初Vを果たした前週からのいい流れをキープした。2度の2連続を含む6バーディを奪い、ボギーは1個だけ。「とくに後半はお先にパットができるくらいショットがピンに寄ってくれて、ピンチもなくて、今日はいいプレーだったと思います」と笑顔で振り返った。

インから出て前半を35でまとめると、後半アウトでギアを上げた。3番パー5でピンまで残り60ヤードの第3打を58度で70センチに寄せてバーディ。続く4番パー4も残り157ヤードの第2打を7Iで50センチにつけて連続バーディとした。この日はショットの切れが鋭く、8番パー4、9番パー4も第2打を1メートル以内に乗せてスコアを伸ばした。

「今日は距離がドンピシャというか、距離を合わせるショットがなくて、全部フルショットできた。ショットの悪いイメージがなかったので、自信を持って打てています」

前日は練習ラウンドをせず、疲れを取ることに充てたが、その効果も感じたという。

「このコースは高校生のときに回っていて、イメージもいい感じでコースも覚えていたので、いい休養になるかと思っていました。今日の朝は体が結構元気だったので、正解だなーと思いながら、休むことも大事だと思えたので、いい経験になりました」

自身が課題としている「初日」をクリアしたことも追い風になる。

「初日がよければ2日目もしっかり伸ばせるというのがあるので、そういう面で初日は課題です。(その課題の初日に)60台で回れたのは大きかったですし、流れに乗っていけそうなので、今日もしっかり休んで明日も頑張りたいです」

2週連続優勝とメジャー初制覇へ向けて、滑り出しは順調だ。

ミヤギテレビ杯ダンロップで初優勝した菅楓華

今年の日本女子オープンを大西翔太コーチが解説

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