首位・福住修、飛距離回復がもたらした「62」

トータル12アンダーで単独首位に浮上(写真提供:JGTO)
福住修は、初日の「68」から一気にスコアを伸ばし、トータル12アンダーで単独首位に浮上した。この日のビッグスコアについて、福住は「チャンスホールでしっかりドライバーショットがまっすぐ行ったり、まっすぐ行かなくてもセカンドショットでしっかりピンに絡められたり、そのうえでパターが入った」ことが要因だと分析した。
特に大きかったのが、コースコンディションの変化だ。福住は「グリーンも昨日より軟らかくないですし、飛距離も昨日より出るようになった」と語り、前日とは「全く違うような」ショットだったと説明 。雨が強かった初日と比べ、「20〜30ヤードくらい」飛距離が回復したことが、チャンスメイクにつながった。福住は最終日に向けて、「やることは変わらず自分のゴルフ」だと述べ、一打一打集中していく決意を示した。
高野碧輝と小浦和也も上位争い

2位をキープしている高野碧輝と11位タイの小浦和也(写真提供:JGTO)
初日2位タイの好発進だった高野碧輝は、2日目は「66」をマークし、トータル11アンダーで単独2位をキープした 。高野は「昨日よりショットが安定していたので、すごく今日は楽でした」と振り返り、自己採点では昨日を上回る「75点くらい」と評価した 。今年のコンディションであれば「普通にやればチャンスはある」と自信を見せ、勝負の鍵を「ずっと3〜5メートルのバーディパットを打ち続けて、それが半分以上入ったら勝てる」と具体的に語った。
また、同じく初日2位タイと好発進した小浦和也は、2日目は「70」とスコアを伸ばすもトータル7アンダーで11位タイに後退 。初日のプレーについて、「ショットもパットもすべてが良かった」と振り返り、パットの好調は、試合に出られない時期に練習していたエイムポイントや目のトレーニングがハマっている感覚だと説明した 。今年苦しんだだけに、「なんとか今月良い結果で終われたらいいな」と語り、最終日に向けては「ここで優勝争いして、しびれたい」と意気込みを見せている。
最終日へ向けた動向
最終日、3位タイのトータル9アンダーに百目鬼光紀、山脇健斗、木村太一が並び、首位との差は3打差。とはいえ、2桁アンダーに達した福住修と高野碧輝が一歩抜けているのは間違いない。
明日の最終日は天候も良くバーディ合戦となる可能性が高く、序盤から目が離せない展開となりそうだ。