来シーズンのシード権を懸けたフェデックスカップフォール(秋季シリーズ)第2戦サンダーソンファームズ選手権が開幕。スコアの伸ばし合いとなった初日は7アンダー65に4人が並び3打差に34人がひしめく大混戦。昨年までトップ125だったシード枠が今年はトップ100に縮小され益々厳しい席取り合戦となるが久常涼と金谷拓実が4アンダー68をマークし13位タイとまずまずのスタートを切った。しかし2日目以降さらに上位を目指さなければポイントランクアップは見込めない厳しい状況だ。

ポイントランク79位の久常は序盤で連続バーディを奪ったが6番でティショットをミスしてダブルボギー。貯金を吐き出して折り返したバック9ではショットがキレて4バーディを奪い4アンダー68でホールアウト。

画像: サンダーソンファームズ選手権初日を4アンダー13位タイで終えた久常涼(写真/Getty Images)

サンダーソンファームズ選手権初日を4アンダー13位タイで終えた久常涼(写真/Getty Images)

17番で4メートル、18番で5メートルのチャンスにつけながらわずかにカップを外れバーディならず。もっと伸ばしてもおかしくない内容だった。

しかし13位タイでは依然ランクは変わらず79位のまま。来季のシード権はほぼ確定だがスコアの伸ばし合いについていかなければランクアップは望めない。

「ホームコースで試すべきではない」と公式Xで取り上げられたプロならではの久常涼のプレー【PGAツアー公式X】

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先月国内ツアーのANAオープンで優勝した金谷もノーボギーの4アンダー68をマークし13位タイからのスタート。プロジェクトランキングは6ランク上昇し131位だがトップ100はまだ遠い。

もうひとりの日本勢大西魁斗は2バーディ、3ボギーの1オーバー73で105位と大きく出遅れた。このままではポイントランク200位以内さえ確保できそうにない(プロジェクトランキング203位)。

首位に並んだのはエリック・コール、サム・ライダー、ギャリック・ヒーゴ、ダニー・ウォーカーの4人。ライダーとウォーカーは現在トップ100圏外だがプロジェクトでは60位前後に浮上する。

昨年この大会を制した台湾のユ・チュンアンも2打差の5位タイと好位置につけ、今季不調だったマックス・ホーマもツアー6勝を挙げた従来のプレーを彷彿とさせる好プレーで5位タイ発進。

例年ほぼシードを目指す選手たちだけが出場してきたフォールシリーズだが初戦のプロコア選手権には世界ランク1位のスコッティ・シェフラーをはじめライダーカップメンバーが集結しシェフラーが優勝を飾った。

下位の選手たちにとっては今大会から11月におこなわれるRSMクラシックまでの6試合で来シーズンの運命が決まるだけに必死だ。次週日本で開催されるベイカレント・クラシックもポイントランクを上げるために重要な試合の1つになる。

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画像: Highlights | Round 1 | Sanderson Farms Championship | 2025 www.youtube.com

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