
ポーズをお願いするとガッツポーズで応えてくれたアルドリック・ポトギーター
遠目ではポチャポチャしているようだが近くで見ると筋肉質。愛嬌のある笑顔を振りまきながらサインをねだるギャラリーに囲まれた彼に「すでに人気者ですね?」と声をかけると「いや、いや、それほどでもないですよ」と謙遜したポトギーター。
南アフリカ出身だが父親がオーストラリアでビジネスを立ち上げたため一家はポトギーターが8歳のときオーストラリアに移住。17歳で再び南アに戻り18歳で全英アマ(22年)のタイトルを獲得した。
23年にプロに転向すると24年のコーンフェリーツアー(下部ツアー)参戦2試合目でいきなり優勝。同ツアー最年少記録(19歳)での勝利だった。
これだけの実績がありながら年少時代熱中していたのはラグビーとレスリング。400ヤードを飛ばすパワーの秘訣はラグビーで鍛えた瞬発力とレスリングで培った体幹の強さだ。
だから本人は「自然に飛んじゃうんです。400ヤード? コースによるけれどリンクスではそれくらい飛びますね」と飛距離は天性であることを強調した。

練習後、笑顔でインタビューに応えるポトギーター。このあと長蛇の列になったサイン攻めにも丁寧に対応していた
今季は優勝と準優勝が1回ずつとルーキーとしては素晴らしい成績だが18試合に出場し半分以上が予選落ち。いいときと悪いときが極端だ。
それに関しては本人は「今年は右も左もすべてはじめての経験で慣れるのが大変でした、でもツアーの雰囲気や自分に合っているコース、合わないコースがわかったので来年は試合を選びながら安定したプレーができると思います」。
はじめての日本で楽しみにしているのは「おいしいと聞いているので日本食をいろいろ食べてみたい。それに日本独特の文化も学びたいです」。
笑顔がチャーミングなぽっちゃり君。初見参の日本でも豪快なプレーを見せてくれるに違いない。要チェックだ!
撮影/岡沢裕行
※2025年10月8日17時38分 タイトルを一部修正いたしました。