日本で開催される唯一のPGAツアー「ベイカレントクラシック Presented by LEXUS」にデンマーク出身の双子の兄弟ニコライ&ラスムス・ホイガードが出場する。兄ニコライは23年のZOZOチャンピオンシップ以来の来日。弟のラスムスはプロになってからの来日ははじめて。米女子ツアーでも岩井明愛&千怜ツインズが活躍し話題になっているが、世界を舞台に戦うツインズで先に知名度を上げたのはホイガード兄弟だ。
画像: 左のヒゲが生えているのが兄・ニコライで右が弟・ラスムス

左のヒゲが生えているのが兄・ニコライで右が弟・ラスムス

ラスムスだと思って「ライダーカップ、ヨーロッパが勝って良かったですね?」と声をかけると、笑いながら「僕が出たのは2年前のローマ大会。今回は弟が出たんだ」と間違いにも気さくに対応してくれたニコライ。

「誰にも見分けがつかないことはわかっているよ。気にしないで」とやさしい兄。

かつてDPワールドツアーのとある試合のプロアマ大会でラウンド中、兄弟が入れ替わるドッキリを仕掛けたことがあるが、アマチュアたちはまったく気づかず。作戦はあっけないほど簡単に成功した。

ラスムスは初来日かと思ったら「2018年のトヨタジュニアワールドカップでデンマークが優勝したときチームのメンバーとして来日しています」。

調べて見ると15カ国が出場し中京ゴルフ倶楽部で開催された同カップの団体戦でホイガードツインズ率いるデンマークが2位のスペインに2打差をつけ優勝している。しかも4位には中島啓太、久常涼を擁する日本チームが。

個人戦はラスムスが優勝しニコライが2位。3位にはいまをときめくラドビッグ・アバーグの名前があるではないか! 

そのころから男子でも北欧のゴルファーが注目されはじめたがホイガードツインズは父親の「2人の息子と過ごす時間を作りたい」という思いからコースに誘われゴルフの虜になった。

5歳でクラブを握ると負けず嫌いの兄弟は我先にと腕を磨きニコライは18年にプロの試合(ブラボーツアーズオープン)で優勝。19年プロデビューイヤーにラスムスもDPワールドで優勝した。

先にニコライがPGAツアーのメンバーになるとラスムスもあとを追うように今年米ツアーに昇格。2人揃ってマスターズにも出場し史上初のツインズ参戦と話題になった。

2年ぶりに来日したニコライは「僕の彼女が寿司マニアなんだ。世界で一番好きなのはお寿司。今週は寿司パーティになりそう」と笑った。

現時点で少しヒゲが伸びているほうがニコライ、ヒゲがないほうがラスムスだが試合中に剃るか、伸びるかしたら見分けがつかない。

撮影/岡沢裕行

※2025年10月8日17時40分 タイトルを一部修正いたしました。

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