横浜CCを舞台におこなわれたPGAツアーの「ベイカレントCレクサス」は日本に縁のあるザンダー・シャウフェレが世界ランク4位の実力を見せつけ応援に駆けつけた大勢の家族の前でツアー200試合目にして節目の通算10勝目を挙げた。生後6週間の長男ビクターくんと妻マヤさんはいなかったが日本在住の祖父母や両親らの前でトロフィーを掲げ「本当に特別」と感無量の表情を浮かべた。
画像: 応援に駆け付けた家族、親戚と。シャウフェレの右後ろにいるサングラスの男性が父ステファンさん(撮影/岡沢裕行)

応援に駆け付けた家族、親戚と。シャウフェレの右後ろにいるサングラスの男性が父ステファンさん(撮影/岡沢裕行)

父親になってはじめて出場したライダーカップ(9月末)ではアメリカが敗れたもののチーム最高の3ポイントを挙げ自分のゴルフに自信を深めたシャウフェレ。

ゴルフの調子が上昇曲線を描くなか訪れた絶好のチャンス。

優勝決定後、日本に住む祖母から祝福されるザンダー・シャウフェレ【PGAツアー公式X】

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日本に住む祖父母、日本育ちの母。「9歳のころからおじいちゃんとおばあちゃんに会いに日本に来ていました。ずっと前から日本に恋しています」という彼は縁の地で感動的な勝利を挙げ、ケガで出遅れ不本意だったシーズンを最高の形で締め括った。

「強い風が吹いたり、一日中雨が降ったり、まったく風がなかったり、天候と格闘するのは久しぶりでした。(初優勝を狙う2人とのラウンドは)1年以上優勝していないので、彼らと同じくらい、あるいはそれ以上に緊張していたと思います」

決勝ラウンドの2日間を一緒に回り2位に入ったマックス・グレイサーマンは「日本のファンの彼に対する熱い思いが伝わってきた」とアウェイの気分を味わったのだとか。

外国勢ではギャラリー一番人気で「一番勝って欲しい人」が期待に応えてトロフィーを掲げた。

東京五輪で金メダルを獲得したときはコロナ禍だったためコーチとして来日した父ステファンさんしか見守る家族はいなかった。

表彰台から降りるとシャウフェレは父に「フォー・ユー」(あなたのために獲得したんだ)といってメダルを渡した。父は涙を堪えることができなかった。

しかし今回は家族、親戚一同の笑顔が弾ける最高の優勝劇。サングラスをかけて写真撮影に応じたステファンさんは「外さないよ。僕はスティービー・ワンダーだからね」と戯けて見せた。ちなみに6週間前に初孫を授かったばかりだ。

新米パパのシャウフェレは「間違いなく変化を感じています。まだ幼いですが、息子のためならなんでもしてあげたい。父親になるのは素晴らしいこと。妻と息子の元に帰って優勝を報告
するのが楽しみです」。

そして「息子が日本の文化を理解し大切にできる年齢になったら是非連れてきたいですね」と親子3人で来日する日も楽しみにしている。

おめでとう、ザンダー!

【動画】家族、親戚の前で優勝したザンダー・シャウフェレの最終日の様子【PGAツアー公式YouTube】

画像: Xander Schauffele shoots 7-under 64 | Round 4 highlights | Baycurrent | 2025 www.youtube.com

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