女子ゴルフの今季国内ツアー第30戦「富士通レディース」(17日開幕、千葉県・東急ハンドレッドC西C=6697ヤード、パー72)に主催者推薦で出場する渋野日向子が16日、コースでメディアの取材に応じ、14日にパッティングの専門コーチの指導を受けたことを明かした。今季低迷の原因のひとつであるパッティングの不調解消を目指したもので、今週その成果が出るかが注目される。

パッティング改良に取り組んでいる渋野日向子
渋野が動いた。
「(予選落ちした)先週(のスタンレーレディス)はすごく悔しい2日目だったので、短いパットもかなり外しましたし、すごくショックではあったんですけど、しっかり切り替えてここに来たって感じです」
しっかり切り替えたのは不調のパッティングだった。14日に福岡市の「エンジョイゴルフ ゴルフスタジオ&ラボラトリー福岡」を主宰する平田智コーチを訪ね、指導を仰いだ。平田コーチは菅楓華や都玲華も指導しているパッティングの専門コーチで、パッティングを科学的な角度から分析して指導することで知られている。
「今まで型にとらわれないというか、自分の感性でやってきた部分があったんですけど、話を聞いていく中で、やっぱり科学的なものが必要だなと思うようになったので、そこは勉強しないと思って行った感じです」
収穫は大いにあったようだ。
「発見、発見ばかりで言葉にできませんけど、私は手を使う動作が多すぎたかなと思うので、そこを本当に当たり前のことなんですけど、大きい筋肉を使って打つみたいなことです。簡単に言うとですね」
パッティングを科学的に学んだことで今週は気持ちが前向きになっている。
「今週の目標? 信じて打つことです。予選を通りたいです。すごい楽しみです」
2019年全英女子オープンは卓越したパッティングで制した。今週はその復活が見られるか。