マスターズと全英オープンの切符がかかる「アジアパシフィックアマチュア選手権」(以下、アジアアマ)が明日23日にドバイのエミレーツ・ゴルフクラブで開幕する。大会前日となる22日(水)、最後の練習ラウンドが行われ、日本から出場する7名の選手が最終調整を終え、決戦に臨む心境を語った。

中野麟太朗「最後の大会と思って楽しむ」

画像: 公式会見で意気込みやドバイの印象を語る中野麟太朗(手前)

公式会見で意気込みやドバイの印象を語る中野麟太朗(手前)

昨年、日本開催で優勝争いを演じ、3位に入った中野麟太朗は、大会の公式会見で英語での質疑応答に臨んだ。

中野麟太朗のコメント「もともと去年が最後だと思っていたのが、今年、運よく出ることができました。去年は本当に優勝したい一心でプレーしていて、今年は優勝ももちろんあるんですけど、全力で楽しんでいきたいです。優勝しなかったらアマチュアではなくなると思うので、マスターズに行けるか行けないかで決めると思います。最後の大会だと思って楽しく4日間プレーしたい」

また、記者から昨年の悔しさについて問われると、英語で「I missed the win. I'm so lucky to be here.(優勝を逃したことが悔しいですが、この場にいられることをとても幸運に思っています)」とリベンジへの思いを滲ませた。

さらに、コースの印象について尋ねられると「Especially the grass here is a type I don't usually practise on. So it's been quite a change getting used to it.(特にここの芝は普段練習しているタイプとは違うので、慣れるのにかなりの変化を要しています)」と、海外の芝への適応がカギだと指摘した。

長崎大星、小林翔音も優勝への強い意欲

他の日本人選手も、中島啓太選手が優勝したドバイの地でメジャーへの夢を語った。

画像: 19日(日)まで日光CCで日本オープンに出場していた長﨑大星。練習ラウンドでは元気いっぱいな姿を見せた

19日(日)まで日光CCで日本オープンに出場していた長﨑大星。練習ラウンドでは元気いっぱいな姿を見せた

長崎大星のコメント「今年の一番の目標がアジアパシフィック出場っていうところだったので、まずはその今年一番の目標が叶ったっていうところがすごく嬉しかったのと、やっぱり中島啓太さんが優勝したところでもあるドバイで、同じ大会に出れるっていうのはすごく光栄ですし、出るからには優勝を目指して頑張りたいと思います。(コースは)結構、池とかが多いコースで、曲げると砂がバンカーみたいなところが多いのがポイントだと思います。ラフが結構特徴的なので、そこさえ抑えればいいスコアは出るんじゃないかなと思います」

画像: 「ベイカレント C レクサス」に出場した小林大河を兄に持つ小林翔音。PGAツアーの出場は兄に先を越されたが、メジャー出場は自分が先にと思っているはずだ

「ベイカレント C レクサス」に出場した小林大河を兄に持つ小林翔音。PGAツアーの出場は兄に先を越されたが、メジャー出場は自分が先にと思っているはずだ

小林翔音のコメント「昨年とは違った緊張感や雰囲気があるので楽しみたいです。今年自分としては成績が出せてなくて選ばれると思っていなかったので、ギリギリで出られることになって昨年悔しい思いをしたのであんまり調子は良くないですけど、去年よりは上位にいきたいです。優勝したらマスターズに出れるのも頭にいれて、優勝します」

23日から始まる4日間の戦い。日本勢7名が、ドバイの地でマスターズへの夢を掴み取ることができるのか、熱い戦いに期待したい。

写真/大会提供

日本人選手は全部で7人出場! 4人の意気込みは?

中野麟太朗には単独インタビューを実施

This article is a sponsored article by
''.