
目移りするほどたくさんのシャフトが並んでいた!
PGAショーのようなイベントを開催したい
今回このコンペを企画するにあたって奥嶋コーチに話を聞いてみると「PGAショーのようなイベントが開催したかった」と一言。PGAショーとは、正式にはPGAマーチャンダイズショーといい、アメリカのフロリダ州オーランドで毎年1月下旬に開催される“世界最大のゴルフ用品見本市”だ。その大きな目標のように、多くのメーカーが協賛し試打やフィッティングブースが設けられていて、練習場をのぞくと“ここはツアー会場?”と錯覚してしまうようなシャフトやクラブ、シューズなどが溢れていた。
ブリヂストンゴルフを始めプロギアやジューシー、グラファイトデザインやフジクラなどなど、およそ15のメーカーが協賛。感度の高いゴルフファンが思う存分ギアを堪能できるようになっていた。奥嶋コーチは「ゴルファーにいろんな体験をしてほしいんです。実際に試打クラブを芝から打ったり、いろんなギアを試したりシューズを履いたり。本来は18ホールすべてをフィッティングなどのアトラクションホールにしたいけど、なかなか企画が難しくて。ただ、みなさんがいろんな体験をできる環境を作りたかったんです」と話す。

練習場では奥嶋コーチによるレッスン会も開催されていた!
充実した“実戦でのフィッティング”コーナー
今回のコンペイベントは前半9ホールはコンペ形式で通常通りのラウンドを行い、後半9ホールはアトラクションホールとして様々な体験ができるコンテンツが用意されていた。ラウンド前後だけでなくコース内でも、フィッティングや様々な体験ができるというわけだ。
11番、14番、17番では、石井氏に師事するコーチなどによるアプローチやバンカーレッスン、12番はプロギアブースとなっていてプロギアのクラブを使ってのドラコンやグリーン周りではニアピン、グリーン上では寄せの対決を実施。入賞者にはボールや距離計などの豪華賞品も用意されていた。なかでも、驚きの声が多かったのは最終18番で行われていたブリヂストンゴルフによるボールフィッティング。ツアーB、ツアーBX、JGRの3モデルの打ち比べとトラックマンによる計測だ。いろいろなモデルを1回に打ち比べる体験をしたお客さんは「こんなにも違うんだ! スピン量も変わった」と驚きの声も。

打ち比べに興味深々の参加者たち
この経験をもとに2回、3回と続けていきたい!
まだまだ小規模だがこのようなイベントはもっと続けていきたいと石井氏。「とにかくゴルフを楽しんでやってほしい! そして私たちもゴルフで楽しみたいんです。なかなかできない経験を作りたいですね」と。今回は1回目ということもあり、開催にこぎつけたことがまず良かったと話すが、参加者の話を聞くと「楽しかった!また次回もあったら参加します!」の声ばかり。「改善点や苦労した点ばかりでしたが、まず1回目を開催することが第一歩。ブラッシュアップして今後も開催していきたですね」と奥嶋コーチ。
感度の高いゴルファーはぜひ次回の開催に参加してみてはいかがだろうか?
写真/大澤進二

