練習ではドライバーで良いショットが打てているのに、実戦であるラウンドになるとミスってしまう……。この現象を解決するために米田プロが教えてくれた、様々なミスの種類に応じた「即効性のあるワンポイントドリル」を、シングルハンディの腕前を持つイラストレーターの野村タケオが試してみた!

練習では良いのになぜ実戦だとドライバーショットが曲がるのか?

みなさんこんにちは。ゴルフバカイラストレーターの野村タケオです。ゴルフってドライバーの飛ばしだけじゃないってのは、よ~くわかっているのですが、それでもドライバーショットが上手くいかないとスコアにならないし、何より楽しくないじゃないですか。週刊ゴルフダイジェスト11/4号に「ドライバーのミスを即解決 ワンポイントテクニック集」という記事がありました。これは助かるな~と思ったので、その中からいくつか試してみました。

画像: 週刊ゴルフダイジェスト2025/11/4号で特集されていた「ドライバーの様々なミスに応じた、即解決のためのドリル」を実践!

週刊ゴルフダイジェスト2025/11/4号で特集されていた「ドライバーの様々なミスに応じた、即解決のためのドリル」を実践!

この記事ではミスのタイプに合わせて米田貴プロが8つほどの効果があるお薬的なレッスンをしてくれています。その中から僕的に役に立ちそうなものをいくつか試してみました。そもそもなぜドライバーショットは曲がるのか? 米田プロによるとフェアウェイが狭かったり、OBがあったりしてプレッシャーがかかります。さらに曲げたくない、飛ばしたいという気持ちが重なれば、緊張感はMAXになるんですね。その緊張が本来の動きを阻害し、あらゆるミスにつながるということなんです。

また練習場ではよかったのにコースでダメになっちゃう理由は、実戦ではスウィングは小さくなるからということです。

これらの原因から起こるミスに対処するために米田プロは3つのキーワードをあげています。それが、「①イメージ」、「②素振り」、「③セットアップ」です。米田プロはスウィングがスタートしてしまったら、できることはほぼないと言っていますが、この3つはすべて打つ前の動作なので自分でコントロールできるということなんですね。

左右に曲がるミスに効く「失敗素振り」

まずはボールが左右に曲がる時のお薬です。そのひとつ目が「失敗素振り」です。わざと大きく曲げる素振りをして、先に失敗をしておくんです。そして本番ではそこまでの失敗以内ならOKということがわかるということなんです。

やってみましたが、僕の場合体が突っ込んで外からクラブが入るミスが出るので、それをわざと素振りでやってみます。なんだかこういう悪い素振りをするとそれが身についてしまいそうで少し怖い感じがします。

失敗素振りをしてからボールを打ってみましたが、確かにさっき最悪な動きをしてしまっているので、そこまで悪いスウィングにはならないですね。スライスにはなっても大きなミスになならなそうです。

画像: 先に失敗をしておく素振りをする。僕の場合はアウトサイドインのカット軌道素振り

先に失敗をしておく素振りをする。僕の場合はアウトサイドインのカット軌道素振り

スライスしたくない時にはつかまえるドロー系を打つ素振りをしたくなりますが、そもそもドローなんて打てないので、この失敗素振りのほうが効果はありそうに感じました。引っかけが嫌な人は、あえて手を返して左にOBを打つようなつもりの素振りをしてみるといいと思います。

トップが深く入るようになる「左素振り」

次も左右に曲がる時のお薬で「左素振り」です。アマチュアはコースでスウィングが小さくなりがちなのですが、その小ささはトップに表れます。大きくゆったりと左素振りをすることで、トップが深く入るようになるということです。

画像: 大きくゆったりと左素振りをすることでトップが深く入るようになる

大きくゆったりと左素振りをすることでトップが深く入るようになる

やってみましたが、これは結構いいかもしれません。左素振りでしっかりとフィニッシュまで振り切ると、確かにトップが深く入る動きになりますね。狭いホールなどのプレッシャーがかかりやすいホールでやると良さそうです。ストレッチ効果もありそうな気がするので、毎ホールやってもいいかも。

芯に当たらないミスに効く「ステップ素振り」

そして次が”芯に当たらない”という悩みに効くお薬「ステップ素振り」です。トウやヒールに当たってしまうというのは手に力が入りすぎているから。これは当たらないから、手で合わせに行ってしまうのが原因なんですね。なので、ステップ素振りをすることで、手で振るのではなく、脚で振るという感覚を体に覚え込ませるんですね。やり方は野球のスウィングのように左足を高く引き上げ、その足を前に踏み込み大胆にブンブン振るのがいいそうです。

画像: 野球のスウィングのように左足を大きく引き上げて、脚を使って振る。こうすることで手で合わせる動きがなくなる

野球のスウィングのように左足を大きく引き上げて、脚を使って振る。こうすることで手で合わせる動きがなくなる

やってみましたが、確かに下半身で振る感じが強くなって、手は後からついてくるような感覚になりますね。手で操作できなくなるので勝手に軌道も良くなる感じがします。スウィングも大きくなるので、これも毎ショットやってもいいかもですね。

ラウンド後半の疲労・集中力低下によるミスに効く「ヘッド浮かせ打ち」

最後が”ラウンド後半に出るなぞのミス”に効くお薬「ヘッド浮かせ打ち」です。ラウンド後半には疲労や集中力の低下によるミスが出てしまいます。そんなときにはヘッドを浮かせて構えて打つのがいいそうです。ヘッドを浮かせることで体が締まり、ミートをする感覚が生まれるということです。コンパクトに振って、ミートに集中すれば想定外のミスも出にくくなるということなんですね。ヘッドを浮かせて打つときはレベルにヘッドを振り抜くようにすることが大事だそうです。

画像: ヘッドを浮かせて構えるとミートする感覚が生まれる。レベルに振り抜くようにすると良い

ヘッドを浮かせて構えるとミートする感覚が生まれる。レベルに振り抜くようにすると良い

やってみましたが、僕の場合少し左に球が出てしまいました。たぶんボールに当てに行く動きが出てしまったんだと思います。コンパクトなスウィングにしても、当てに行くような動きにならないように注意が必要ですね。コンパクトに振り切ることを心がけて打つと、少し弾道が低めのいい球が打てました。キャリーは少し減りそうですが、ランも入れると普段と遜色のない飛距離が出そうです。曲がり幅も少なくなる感じがしました。これは狭いホールなんかでも使えるかもしれませんね。

今回、ドライバーのミスに効くワンポイントテクニックをいくつか試しましたが、ショットの前に体にイメージを植え付けるようなものばかりなので、簡単にできる上に効果が結構ありそうでした。こういうのを覚えておくと、ラウンドではかなり役立ちそうです。どれも練習場で一度試しておくといいんじゃないかと思いました。

この記事には他にもいくつかミスに効くワンポイントテクニックが紹介されているので、ぜひ読んでみてください。

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