よしば・るみ／1993年3月生まれ。東京都出身。千葉日本大学第一高等学校卒業。2012年自身2度目のプロテストで合格（JLPGA84期生）。プロ5年目の2016年、ニッポンハムレディスクラシックでツアー初優勝。17年の全米女子オープンでは平均飛距離1位に輝いた
新作ドライバーをシーズン終盤にスイッチ。ロフトは9度で直進性の高さも評価する。本間ゴルフ“お馴染み”のモグラのマークがソールに大きく施された斬新なモデルになる
ドライバーは昨年から使用していた「TW767 LSプロト」からシーズン途中ながらも「TW777」にスイッチした。
「シーズン中ですが、うまくフィットしたので迷うことなく変更しました。気に入っているポイントとして、打音が良くて打っていてとても心地いいです。飛距離もイメージ通りの中弾道でスピンが抑えられたランが出る球が打ちやすく、それでいて寛容性も高いので、無理なく実戦投入しました」と話す。シャフトは本間ゴルフ製の中調子モデル「ヴィザード EZ-C」を使用している。以前までは他のモデルの40グラム台のフレックス"X"を使用していたが、現在は50グラム台の"S"を使用する。
いかにもプロトっぽいシンプルなコスメだが、市販でも限定発売されている。強い球で、飛距離も稼ぎやすいということで葭葉の評価も高いクラブだ
FWは「TW767プロト」の3Wと4Wを使用している。
「球も上がりやすいですが、何よりこのモデルは強い球が出てくれて、飛距離がとても出しやすいです。芝からでも打ちやすいので、とても気に入っています」
以前までプロトタイプの同モデルのUTを使用していたが、球の上がりやすさを優先してこちらにスイッチ。シャフトはヴィザードEZ-TH。ドライバーからUTまでヴィザードを一貫して使用する
UTは3Uと4Uでそれぞれ「TW767」で揃えている。
「球が上がりやすいし、やさしい。長めのパー３では、自信を持って狙いに行けます。元々、4Iを入れていたのですが、4Uに変えて以降、ラクになりました。どんなライでも抜けがいいのも、気に入っています」
本間の現行のアイアンのモデルの中でも比較的“やさしい”モデル。しかし、やさしいモデルにありがちなぼってりした見た目ではなく、葭葉も評価するようにスッキリした顔立ちのヘッド
アイアンは昨年発売の「ツアーワールドPxアイアン」を5I～PWまで入れている。
「スピンが程良く入ってくれて、左右の曲がり幅が抑えられていて、距離のバラつきも少ないです。最初にクラブを握った時のイメージより、想像以上に打感が軟らかくて、トップブレードも厚すぎないので、とても構えやすいです」。昨年までは、「ツアーワールドVxアイアン」を使用していたが、今年からこのモデルにスイッチした。
3本ともにノーメッキ。48・52度はフルショットでも威力を発揮しやすいIソール。58度はスクエアでも開いても打ちやすいCソールを採用している
ウェッジは「TW-Wウェッジ」の48・52・58度の3本態勢。
「まず構えた時の顔がいいです。丸みがある顔より癖がないシンプルな顔のヘッドのウェッジが好みで、よりスピンもかけにいきやすいです」
パターはシーズン途中からスコッティキャメロンのスタジオスタイルシリーズのワイドブレードモデル、「スクエアバック2」を使用している。
ボールはブリヂストンツアーB XS。本間との相性の良さを評価しながら、ショートゲームでの相性を優先し、このモデルを使用
現在メルセデス・ランキング46位。残り試合はわずか。シード権を確定させたい。
葭葉ルミの最新クラブセッティングの詳細
1W/本間ゴルフ TW777(9度）・本間ゴルフ ヴィザード EZ-C(5S)
3W・4W/本間ゴルフ TW767 プロトFW・本間ゴルフ ヴィザード EZ-C(6S)
3U・4U/本間ゴルフ TW767 UT・本間ゴルフ ヴィザード EZ-TH(7S)
5I～PW本間ゴルフ ツアーワールド Px アイアン・N.S.プロ モーダス³ツアー105(S)
48・52・58度/本間ゴルフ TW-W ウェッジ・N.S.プロ モーダス³ツアー105ウェッジ(S)
PT/スコッティキャメロン スタジオスタイル スクエアバック2
BALL/ブリヂストン ツアーB XS
※スペックとスタッツは11月8日時点のもの
※プロは頻繁にクラブを変えるため、実際に使用するセッティングと異なる場合があります
PHOTO／Tadashi Anezaki
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