
たかはし・さやか/1998年7月生まれ。新潟県出身。日本ウェルネススポーツ大学卒業。2016年日本女子アマチュアゴルフ選手権優勝。2018年2度目のプロテストで合格(JLPGA90期)。2022年のフジサンケイレディスクラシックでツアー初優勝。ツアー通算2勝

以前から中空アイアンを使用していて、このアイアンの前はミズノプロ225。シャフトは複合素材のトラヴィルでスペックは85S
クラブ契約はフリーだが、安定感を支えているアイアンは中空モデルのミズノプロ245。6I~PWまで揃えている。
「ミズノプロ245はどんなライからでも、球が上がりやすくてしっかり距離も出てくれて、思いどおりの弾道で飛んでくれます。パーオン率を上げていくことを意識して取り組んでいますが、楽に打てるアイアンなのでとても心強いんです」と本人。シャフトはカーボンと金属とラバーによるコンポジットのフジクラ製トラヴィルを挿す。

以前使用していたステルスはノーマルモデルだったが、Qi35はロースピンのLSをチョイス。シャフトは50グラム台のフレックスS
ドライバーはテーラーメイドのQi35 LSのロフト9度を使用している。
「ドライバーは飛距離も大事ですが、一番重視している点は方向性です。きっちり方向をまとめていくことを考えたら、LSのほうが飛距離と方向性の両立ができたので選びました」。ドライビングディスタンスは239.42ヤードでツアー42位、フェアウェイキープ率は27位の69.9848%。

ユーティリティはヘッドが大きく、重心が深いMAXを選択。「球が上がりやすいので、安心してグリーンが狙えます」(本人)
UTは4Uと5Uの2本で、両方ともQi35MAXレスキュー。同シリーズのMAXをチョイスした理由は大きいヘッドサイズが安心感をもたらしてくれた点。加えて、球が上がりやすく、グリーンを狙うイメージがしやすい点が決め手だという。

50度がFグラインド、54度がSグラインド、写真の58度がMグラインドと用途に応じてソールも変えている。アイアンからの流れで50度と54度はトラヴィルシャフト。58度はN.S.プロ850GH neo
ウェッジは50度、54度、58度と4度ピッチの3本態勢でボーケイSM10を入れる。グリーン周りで繊細さが求められるシーンで使う58度だけスチールシャフトのN.S.プロ850GH neoにしているのが特徴だ。

構えやすさと据わりが良くラインのイメージがしっかり湧くという。実際の転がりも安定していて、自信を持ってストロークできる
パターはテーラーメイドのスパイダーツアーX。「構えた時の安心感が強く、ストロークが最も安定していたので選びました」とのこと。

今年からタイトリスト プロV1xにボール変更。それが成功してスタッツも軒並み向上している
現在メルセデスランキング5位。さらなるランクアップと今季2勝目が当面の目標だ。
高橋彩華の最新クラブセッティングの詳細
1W/テーラーメイド Qi35 LS(9度)・フジクラ スピーダー NX ブラック(50S)
3W/テーラーメイド Qi35 FW(15度)・フジクラ スピーダー NX バイオレット(50S)
5W/テーラーメイド Qi35 FW(18度)・フジクラ スピーダー NX ブルー(50S)
4U・5U/テーラーメイド Qi35 MAX レスキュー・フジクラ スピーダー TR HYBRID(70S)
6I~PW/ミズノプロ 245・フジクラ トラヴィル(85S)
GW・AW/タイトリスト ボーケイSM10(50・54度)・フジクラ トラヴィル(95S)
SW/タイトリスト ボーケイSM10(58度)・N.S.プロ850GH neo(S)
PT/テーラーメイド スパイダーツアー X
BALL/タイトリスト プロV1x
※スペックは編集部調べ
※スタッツは2025年11月1日現在
※プロは頻繫にクラブを変更するため、実際に使用するセッティングと異なる場合があります
PHOTO/Tadashi Anezaki





