倅とコイツに乗ってラウンドすれば気分は最高!

デートカーという発想に加え親子デートカーコンセプトを加味された
バブル期育ちの小沢ならいざ知らず、今の若い人達は「デートカー」なんて言葉、聞いたことないでしょう? でも80~90年代にはあったんです! 女の子を口説き落とすために生まれたスタイリッシュで背の低いクルマ達が。元々は1980年前後に生まれ、90年代まで生き延びたジャンルで、ソイツが突如復活しました。
それが24年ぶりに発売されたホンダの6代目プレリュード。かつての恋人達のデートカーという発想に加え、新たに“親子デートカー”コンセプトを加味。いま意外にクルマ好きの若者が増えましたが、彼らには資金がない。そこで生まれた新基軸であり、“親子ゴルフカー”としても十分に使えるんです。
全長4.5m強で全幅1.88mのボディは文句ナシにスタイリッシュ。さらにボディは荷室が使いやすい3ドアハッチバックに生まれ変わっており利便性アップ。狭いリアシートを畳めば、なんとキャディバッグを4個も収納。とんでもなく使えるゴルフカーでもあるのです。
またボディはエコでなおかつ走りのいいシビックハイブリッドベースで、全長4cm強、ホイールベースを13cmも縮めて別物とも言える凝縮感を獲得。さらに市販レーシングカーともいうべきシビックタイプR譲りのデュアルアクシスストラットサスや可変ダンパー、イタリアのブレンボ製ブレーキを投入し、走りも別物レベルにブラッシュアップ。ドイツ製スポーツセダン並みのスムーズな乗り心地に、スポーツカーもビックリのキレあるハンドリングとブレーキが味わえます。
パワートレインはアウトプット184ps&315Nmを発揮する2ℓe:HEVですが、かつてないS+シフトという新システムを擁し、今までのホンダ流ハイブリッド車にはない楽しさ。S+シフトはエンジン回転を絶妙に車速に連動させ、EVライクなスムーズ加速を実現しつつ、マニュアルギア付きレーシングカーの如きシフトチェンジサウンドを演出してくれるのです。それでいてモード燃費はリッター20㎞以上と環境性能も十分。
確かにかつてのカッコだけのデートカーの復活だけではつまらない。しかし、今のSUVにはないカッコ良さと運転の楽しさと、利便性を兼ね備えた新ジャンル。お子さんもすっかり大きくなったアナタ、新時代のデートカーでもっとゴルフを楽しんでみましょうよ!
撮影車種/ホンダ プレリュード
全長×全幅×全高:4520×1880×1355mm
メーカー希望小売価格:617万9800円~
撮影/三浦孝明
撮影協力/加茂ゴルフ倶楽部
※週刊ゴルフダイジェスト12月2日号「コージ中」より



