世界最高峰の舞台、PGAツアーのホットなニュースを届けるPGA TOUR NEWS。11月初頭(11/6-9)、メキシコで開催されたワールドワイドテクノロジー選手権では、月曜日にマンデー予選が行われ、約70人が参加。その中に14歳の日本人アマチュアがいました。

フェデックスカップ・フォール第5戦、ワールドワイドテクノロジー選手権がメキシコのエル・カルドナルで開催されました。全7試合で行われるフェデックスカップ・フォールは今シーズンのフェデックスランク51位以下の選手が、来期のシード権争いと昇格大会出場権を懸けて争います。

昨年までは125位までに与えられていたフルシードが今年から100位までに縮小。101~125位は限定的な出場権となるため、久常涼や金谷拓実は少しでもランクを上げたいところ。

開催週の月曜日、会場から車で約40分の場るみらGCで18ホールのマンデー予選が行われ、PGAツアー5勝のニック・ワトニーら76人がエントリーし、本戦出場の4枠を争った、その中に14歳の日本人、霜下晴院(せいん)くんの名前がありました。

霜下くんはPGAツアーを目指すために2022年に父・賢一朗さんと渡米し、サンディエゴに在住、ザ・ハインツGCで腕を磨いています。7月に開催された世界ジュニアゴルフ選手権に日本代表ではなくアメリカ・サンディエゴ代表として参加し、13・14歳の部を制しました。父の賢一朗さんに聞くと、マンデー予選の予選が10月29日にサンディエゴ近郊の絵ナジックGC atイーストレイクであり、そこで18ホールを2アンダーで回り、アマチュアではトップの4位タイに入り、マンデー予選の出場権を獲得したとのこと。

画像: ゴルを始めてまだ5年という霜下晴院くん。昨年はサンディエゴジュニアツアーの最優秀選手賞を受賞し、今年7月の世界ジュニアではサンディエゴ代表として優勝しています(写真/本人提供)

ゴルを始めてまだ5年という霜下晴院くん。昨年はサンディエゴジュニアツアーの最優秀選手賞を受賞し、今年7月の世界ジュニアではサンディエゴ代表として優勝しています(写真/本人提供)

マンデー予選を突破すれば、目標としているPGAツアーに早くも出場できるのですが……結果はイーブンパーの39位タイでした。

「本人はめちゃくちゃ楽しかったけど、めちゃくちゃ悔しかったと。マンデー予選突破との差は6打以上。本気で勝つ気で挑んでいたので、実力不足をしっかりと感じさせてもらえました」(父・賢一朗さん)。並みいるプロやトップアマと戦いイーブンパーは大きな経験になったはず。今後が楽しみな14歳です。※週刊ゴルフダイジェスト2025年11月25日号より

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