
ETCお得活用術
物価高騰が止まらない日本。「贅沢しているわけではないのに、最近家計が厳しくなっている……」という人も多いだろう。それもそのはず、総務省が発表した今年9月分の「2020年基準 消費者物価指数」によれば、昨夏から未曽有の価格上昇を記録しているうるち米が48.6%、価格の安定性から“物価の優等生”と呼ばれた鶏卵が15.2%、前年同月に比べ大幅に上昇。
●米をはじめ多くの品目で物価が上がり生活が逼ひっぱく迫!
物価上昇が最も顕著なのは食料品で、主食の米、嗜好品のチョコレートにコーヒー豆などが前年同月比で約50%近く上昇。外食を控えても家計への影響は不可避に。また、電気代などの生活費や火災保険など衣食住に関わる全てが上昇傾向に。
| 項目 | 品目 | 前年同月比 |
|---|---|---|
| 食料 | うるち米 | 48.6%↑ |
| 食料 | 鶏肉 | 10.6%↑ |
| 食料 | 鶏卵 | 15.2%↑ |
| 食料 | チョコレート | 50.9%↑ |
| 食料 | コーヒー豆 | 64.1%↑ |
| 食料 | おにぎり(調理食品) | 17.8%↑ |
| 食料 | すし(外食) | 8.3%↑ |
| 住居 | 火災・地震保険料 | 7.0%↑ |
| 光熱・水道 | 電気代 | 3.2%↑ |
| 交通・通信 | 自動車保険料(任意) | 4.1%↑ |
| 交通・通信 | 通信料(携帯電話) | 13.2%↑ |
さらにそのほかの光熱費や住居の保険料なども軒並み高騰しているのだ。一方では、ガソリン暫定税率が年内廃止で合意され、普段から車を使う人はもとより、ゴルファーにとって朗報が届いてはいるが、まだまだ物価高騰が落ち着きそうにないのも事実。そんな状況では、しぶしぶラウンド回数を減らさざるを得ないゴルファーがいることは間違いない。たとえ遠方で安価なゴルフ場を選んでも、移動にかかるコストが高ければ、費用対効果は薄れてしまう。そこで切り札となるのがETCの休日割引だ。ETC搭載の普通車と軽乗用車は年末年始や3連休などを除いて土曜、日曜、祝日に地方部の高速を走行すると30%割引が適用される。
1万円の高速道路代がかかるとした場合30%OFFの7000円となり、3000円が節約できる計算になる。一方で、東京や大阪近郊の高速道路は割引の対象外となるが、地方の高速道路と連続走行した場合は、対象区間のみだが30%割引される仕組みとなっている。もちろん地方区間のみの走行よりもお得感は小さいが、これが意外とバカにできない。実際に東京近郊+地方部の走行でどれくらいお得になるのかシミュレーションしてみよう。
地方に行けばプレーフィーは安くなるがそのぶん、高速代が……
都市部近郊のコースに比べて地方のコースのほうがプレーフィーは割安だが、その分移動にお金がかかってしまう。賢く高速道路を利用して、ラウンド回数を増やそう!
都内から栃木県の鹿沼IC付近のコースに行くとして、首都高速道路の高井戸ICから川口JCTを経由して鹿沼ICに向かうとする。その場合、高井戸IC~加須IC間は割引が適用されないが、加須IC~鹿沼IC間に関しては割引が適用され、片道520円、往復にして1040円もお得に。この浮いたお金を次回のプレーフィーに回すことができるというわけだ。
他方で、休日よりも平日のほうが通行料が安い高速道路もある。神奈川県川崎市と千葉県木更津市を結ぶ東京湾アクアラインだ。休日、時間帯によっては片道最大1600円かかるのに対し、平日は片道一律800円で通行できるため、千葉県市原市や房総半島方面でラウンドする際は平日がおススメ。“割引曜日”にラウンドに行くだけなら使わない手はないのだ。
ETC休日割で30%OFFに

休日は30%
ココに注意① 東京・大阪近郊は割引対象外!

大阪近郊は対象外
ココに注意② 連休や年末年始は適用外!
ETCの割引のうち、最もポピュラーなのが休日割引。ETC車載器を搭載した普通車・軽自動車などは、土曜・日曜・祝日に地方部の高速道路走行で30%割引に。上図の東京・大阪近郊のほか、名二環、第二神明道路、第二阪奈道路、沖縄道、関門トンネルは休日割引の対象外。割引対象外区間と地方の割引区間を連続走行した場合は地方部のみの割引が適用される。
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