
ゴルフ場でおこなれた家族イベント
まず11月9日に千葉県の長南パブリックコースで開催された「ゴルフピクニックちば」。企画したのが㈱千葉銀行で、同コースを貸し切って行われた。ゴルフ経験に応じた3つのプランを用意。ゴルフ体験者が対象の「Aゴルフ体験プラン」、未経験者のための「Bスナッグゴルフプラン」、最後は「Cピクニックプラン」。当日は雨のなか県内外から110名が参加。ただし天気が災いしたのかCプランは参加者ゼロだった。
「かなりの雨量でしたから、キャンセルが……と心配しましたが、県内だけでなく県外からも参加されていました。かっぱを着てお子さんたちは楽しそうでしたよ。親子3代の方も見えました」とは同コースの支配人、内山光力氏。
千葉銀行がなぜ主催? という問いに同銀行地方創生部長の小川利明氏は「まずはやってみようとチャレンジ精神で企画しました。千葉県はゴルフ王国で県の基幹産業でもあります。一方でゴルフ人口の減少は否めず、ひいては地域経済にも悪影響を及ぼすことが懸念されます。そこで子どもたちやそのご家族にゴルフ場をもっと身近に感じてもらい、未来のゴルファーを育てたいという思いから、このイベントを企画した次第です」
もう1つのファミリーイベントは、アコーディア・ゴルフグループの東京相武CC併設のショートコースを家族でプレーできるイベント。ゴルフがビジネス中心から友人や家族と楽しむスポーツへ変遷するなか、年齢や性別に関係なく誰もが楽しめるようにと女性スタッフが企画立案したという。当日は計45組、小学生40名を含む153名が参加し、子どもたちが夢中になるアトラクションが設けられ歓声が上がっていた。
これからもゴルフ場という“スケール”を利用して、地域貢献、家族を巻き込んだゴルフ人口拡大イベントが展開されていくだろう。
※週刊ゴルフダイジェスト2025年12月2日号「バック9」より

