「日本のゴルファーに徹底的にフィットさせる」伝統メーカーのプライドがここにある
ボディのたわみ剛性を最適化〝ボールを押す〞ってこういうことか!

シャフト開発で培った伝統のカーボン技術をソールに
ソールのセンター部に配された「チタンカーボン」テクノロジー。かつてカーボンシャフトに導入した同社の技術を最新版にアップデートし、ヘッドに転用した。チタンの強さとカーボンの軽量性が組み合わさることで最適な剛性を実現するとともに、プラスαの余剰重量も創出。設計自由度が増し、飛距離と寛容性アップに貢献

カーボンボディの剛性を上げるカーボンリングを採用
後方のカーボンボディ中央部にヘッドをぐるりと一周するように“カーボンリング”を走らせている。ボディのたわみ剛性を強化することで、インパクト時の変形量を抑え、エネルギー効率と安定性が向上した。また、カップフェースを採用し、高初速エリアが拡大している
洗練されたデザインと精緻な匠の技術が融合
この夏、女子ツアー会場に本間ゴルフのプロトタイプドライバーがお目見えすると、テストしたプロたちから、「飛ぶ!」、「替えたい!」という声が続々。実際の計測結果から、後半戦を迎える大事な時期に実戦投入を決めた選手も多く、先の声が契約プロのリップサービスでないことを証明した。
その正体は、間もなく発売になる『TW777』シリーズ。新たに導入された独自のカーテクノロジーがプロの高評価を引き出した。チタンを混ぜ込んだカーボンをソールに採用、またボディ部分にはリング状のカーボンを加え、剛性をコントロール。インパクト時の最適なたわみと反発を促す。また前作比35%増のカーボン体積によって余剰重量が増え、調整機能も充実。各ゴルファーによりフィットするモデルに生まれ変わった。
TW777は、従来の酒田の匠による〝モノづくりありき〞ではなく、外部デザイナーのプランを匠たちが具現化するという開発手法に変えた。デザインに最高の機能を落とし込む。この難題に伝統を重んじる匠たちからは反発もあったが、〝俺たちにできないものはない。やってやろうじゃないか!〞と、逆に匠の負けじ魂に火が点き、これまで以上に熱意のこもったモデルに仕上がったという。新たなロゴやモグラを前面に押し出した思い切ったデザインには、本間ゴルフの「伝統」と「革新」の化学反応がもたらした〝自信作〞であることの確信がにじんでいる。
伝統 酒田工場の匠の魂が脈々と受け継がれる
匠による入念なチェック
製品精度が極めて高い酒田工場の技術力
多くのゴルファーの憧れだったHONMAのパーシモン。その形状の美しさは今も受け継がれている
日本海に臨む本間ゴルフ酒田工場(山形県)
パーシモン時代から続く信頼の形状、そして打感。さらにプロと同じものを手に入れられる製品精度の高さ。酒田工場の匠と職人が生み出す技術は、TW777にも受け継がれている
革新 ブランドイメージ一新!最新のTWはひと味違う
おなじみ本間ゴルフの「モグラ」。社内的には「ダサいよね」という声もあったというが、逆にニューカマーを中心に好評。「マルボン」など他ブランドとのコラボも進行中
【女子プロも口を揃える】‶今度のTWは球の伸びが違う″

金澤志奈
「打感や曲がり幅にこだわりがありますが、これはとても感触がいい。スピンが適度に減ってキャリーも伸びています。久々にスイッチします」

後藤未有
「低スピンですごく球が伸びています。ミスヒットに強くて真っすぐ飛ぶのに、コントロール性能も高い。打感もいいです」

葭葉ルミ
「イメージ通りの中弾道で、スピンも抑えられて飛ぶ。かつ寛容性も高い。上手くフィットしたので即投入です!」

吉川 桃
「抑えの利いた好みの打ち出し角で飛距離が伸びました。フェースの食い付きがよく、滑らないのもいいですね」
ドライバーの答えはひとつじゃない飛びの仕掛けは万全、あとは合わせるだけだ
個性豊かな3モデルのヘッドとシャフト

上から順に、TW777 MAX、TW777、TW777 360Ti
ビッグキャリ̶と直進性で飛ばす TW777 MAX

460㏄。慣性モーメントが大きめで、直進性が高く、球のつかまりもいい。ウェイトは15g・4g。ロフトは9、10.5、12度
中弾道の強い球で飛ばす TW777

460㏄。中弾道の強い球が打てるプロにも人気のモデル。20.5g・3.5gのウェイトが前後で可変。ロフトは9、10.5度
操作性の高い〝ミニドラ〞で飛ばすTW777 360Ti

体積360㏄。フルチタン製のコントロール性能に優れたミニドライバー。ウェイトは4g×2、12g。ロフトは11.5度

ベストマッチが期待できるHOMNA自慢のシャフト
純正(左)に加え、先中調子のレッド、中元調子のブルーをカスタムで用意。ちなみに本間ゴルフのシャフトは、製品公差が±1g以下とされ、その分、ギリギリまでヘッド性能に生かせる利点がある

“シャフトスパイン”を大事にしたスリーブ調整機能
シャフトスパイン(シャフトの巻き終わりの段差)が回転しない “ノンローテーティング シムテム”。しなりを一定に保て、挙動が安定する
〝進化した飛距離性能を多くの人にフィットさせる〞、TW777シリーズドライバーの大きな目的だ。ヘッドは2モデル+ミニ。まずはここから自分の求める球筋、弾道に合うものを選択。ウェイト調整も充実。MAXはトウ・ヒール、スタンダードは前後、ミニドラは前後に加えトウ側にもウェイトを配置。それぞれはっきりとした変化を体感できる。
シャフトは、ヘッド性能を限界まで引き出す〝自社製〞が特徴。純正のほかに、中元調子、先中調子を用意。青、赤というトレンドの色使いにより性能が明確で、選びやすくなった。またスリーブにはシャフトを回転させずに調角が可能なシステムを変わらず採用した。
「どれも初速が速い。それを常に生み出す緻密なウェイトとネック調整、シャフト選び。久々にHONMAいいですね」
とは試打した平野さん。調子に応じて組み立てを変えれば、常にオンリーワンの一本として寄り添ってくれる。〝自分に合う〞、この信頼こそスコアを底上げする最大の性能であることは間違いない。
専門家はドライバーをこう合わせる
フィッター・平野さん、自分だけのTW777探し

試打・解説 平野義裕
東京の練習場・スイング碑文谷内にある「COOL CLUBS」のカリスマフィッター。今回は性能テストに加え、調整機能を生かし、自分に合ったTW777を見つけてもらった
STEP❶ まずは計測。クラブデータを収集
まずはリアルなクラブのスペックを知ることから始める
重量、そしてシャフトの振動数等を計測。「振動させるとしなり方向が一定。シャフトスパインを重視してますね」
STEP❷ 寛容性の高いTW777 MAXからテスト
「投影面積が大きく、ヘッド自体つかまる印象。非常に落ち着いた打音は、個人的にすごく好みです」(※ショットデータは各5球以上打ち、ベスト3球の平均、計測はトラックマン)
まずは最も寛容性に優れると思われる「MAX×純正」から試打を開始。「さすがはHONMAのドライバー。顔がいい、打感がいい。この組み合わせは高弾道で飛びますね。ただ私にはややスピンが多めなので、調整次第でもっと飛距離は伸びそうです」

TW777 MAX 試打データ
STEP❸ 浅重心設定&しっかりシャフトのソールでTW777を打つ

「ヘッドもウェイトもシャフトも大きく変えることで、自分に合うものが見つけやすくなります」
ウェイトを前後で入れ替え、浅重心に設定した「TW777」とブルーのシャフトを組み合わせて試打。「最初のもの(TW777 MAX×純正シャフト)とはある意味真逆の1本と言っていい組み合わせ。極端に変えることで両者の違いが分かりやすくなります。そこから落としどころを見つけて調整していくのですが……これが理想の数値となりました」

TW777試打データ
気になる組み合わせも打ってみた

【TW777 MAX×VIZARD BLUE】
「シャフトはしっかりしますが、変わらず高弾道でスピンも適度に入ります。これはヘッド自体の特性でしょう」
【TW777×VIZARD RED】
「インパクト付近でヘッドがビュンと走る感じが強い。持ち球がスライスや球が低めの人に合いそうです」
【TW777 360 Ti×VIZARD BLUE】
「43.5インチの長さとは思えない飛距離が出ます。そして操作性がいい。大きいヘッドだとフェースのどこに当てるかという感覚になりますが、ヘッドが小さいのでフェース面というよりかたまりをぶつけにいく感じになる。大きいヘッドが苦手な人は、試す価値大です」
TW777シリーズ ココがイイ!
カスタムシャフトの作り分けがうまい
「純正はしなりが大きく、ブルーはタイミングが取りやすくしっかり振れる、レッドは走り感が強めと、味付けの違いがしっかり出ています。選びやすい3本です」
ボールスピードが速く、率直に言って飛ぶ
「ミート率が1.49~1.50と、3本ともボール初速に優れています。人気の海外ブランドにも引けを取らない数値です」
弾きがいいのに食い付く打感
「打感、いいですね。特に460㏄の2本は弾くのに食い付く感じもある。上級者も満足できるでしょう」
200Yクラブも充実! 高打ち出し、低スピンで大きく飛ばせる

寛容性が高い高弾道モデル。カーボンクラウンによる余剰重量により低重心化。カップフェース採用(#3、#5、#7)

カーボンクラウン採用で低重心に。前後でウェイト(16g、4g)を変更でき、調整幅が広い。ネック調整も可能(#3、#4、#5、#7 ※#4、#7は、2026年2月発売予定)

ステンレスヘッド。可能な限りの余剰重量をソールに配置した圧倒的な低重心設計。高弾道&低スピンに(#3、#4、#5、#6)
POINT ゲタ形状のソールで爽快に振り抜ける
FW、UTのソールは“GET SOLE”というゲタ状、名器「LB GET」を進化させた形だ。「人工芝でも振り抜きの良さが感じられて縦距離が揃いそう。ぜひコースで試したい」(平野)
写真/三木崇徳、有原裕晶、姉﨑正、大澤進二、野村知也 協力/COOL CLUBS










