アドレスの重要ポイントはコレ!
アドレスには大事なポイントがいくつかあるが、そのなかでもとくに注意してほしいのが「ボールと体との距離」と武田プロは言う。
「アマチュアの方のアドレスを見ていると7割以上の人がボールに近づき過ぎているように感じます。そして、このボールとの距離を決めるのが手首(とシャフト)の角度ですが、これは”自動的”に決まるものです」
アドレスの適切な手首の角度がわかる手順を武田プロが教えてくれた。
「まず最初にクラブを横にして下から指で支えて水平になる場所を探します。そこがクラブの重心位置になります。その重心位置にテープを貼って目印にします。次にクラブを持って、その重心位置に重さを感じる手首の角度を探します。それが適正な角度になります。手首を曲げ過ぎると手元側に重さを感じ、手首を伸ばし過ぎると先端側に重さを感じます。わかりにくい人はクラブを左右に振ってみてください。手元側に重さを感じるときは手元が安定しません。
先端側に重さを感じるときはヘッドが暴れてしまうはずです。つまり重心位置に重さを感じる角度というのは、一番クラブの操作性がいい角度ということになります。この角度が決まれば、アドレスでのボールとの距離は自然に決まると思います。アドレスのルーティンにもこの動作を取り入れてみましょう。後方からターゲットを確認したらボールの上で軽くクラブを左右に振り、手首の角度を確認してからアドレスに入ります。この動作(ルーティン)だけで、”トッププロの雰囲気”が身に付くはずです」

「クラブの重心位置に重さを感じる手首の角度を見つける。これを見つければボールとの距離が自動的に決まる」(武田プロ)
アドレスの入り方
①後方からターゲットを確認
②クラブを左右に振り重心位置を確認
③アドレスに入る

①~③の順にアドレスに入ってみよう
ココが重要
クラブを操作しやすい手首の角度を見つける手順
❶クラブの重心位置を見つける

クラブを横にして指で下から支えたときに水平になる場所が、そのクラブの重心位置になる
❷見つけた重心位置にテープを貼る

目印をつける
❸重心位置に重さを感じる手首の角度を見つける


手首を曲げすぎると手元側に重さを感じたり、逆に手首が伸びすぎると先端側に重さを感じるのでNG
↓
クラブを左右に振るとわかりやすい!
クラブのどこに重さを感じるのかがわかりにくいという場合は、クラブを左右に振ってみると重さを感じる場所をつかみやすい。

左右に振ってみよう
アドレスの大事な3つのポイント
ポイント①
左肩を内側に押し込む
アドレスで左肩は内側に押し込むイメージ。ターゲットを確認するときも肩越しに見る。上半身を起こして肩を開いてみると体も開くし右を向きやすい。

左肩が重要
ポイント②
手はできるだけ長くして構える
手はできるだけ長くするイメージで構える。胸を張ったり、力んで両肩が上がってしまうとスウィング中に腕が通る懐のスペースがなくなってしまう。

手は長くするイメージ
ポイント③
クラブの位置を先に決めてそこに体を合わせる
打ちたい弾道に合わせたクラブのポジションを決めて、それに体を合わせる。低い球を打ちたいときと高い球を打ちたいときではクラブの位置は変わる。

クラブ位置を先に決める
アドレスを覚えるための武田プロおすすめの練習法
「足元にボールを置いて、正しいボールとの距離を体に覚えさせましょう」
体とボールとの距離感を身に付けるには適正な距離の場合のスタンスにボールを置いて打つ練習がおすすめ。繰り返し打つことで体に染み込ませ、慣れてきたら1球ごとにスタンスを取って打とう。

練習のたびに体に覚え込ませる
PHOTO/ Shinji Osawa、Getty Images THANKS /松原ゴルフガーデン


