日本プロゴルフ協会(PGA)は12月8日、2026年度のPGAシニアツアー競技開催日程を発表した。来季は全15試合が予定されており、賞金総額は6億9000万円。2025年シーズン(16試合、総額7億3000万円)と比較すると、試合数は1減、賞金総額は4000万円の減少となった。
画像: 主催大会で国内シニアツアーのメジャー「日本プロゴルフシニア選手権」は26年もイーグルポイントで開催される(撮影/岡沢裕行)

主催大会で国内シニアツアーのメジャー「日本プロゴルフシニア選手権」は26年もイーグルポイントで開催される(撮影/岡沢裕行)

高知で新規大会「リョーマゴルフ 日高村オープン」が誕生

来季の目玉となるのは、第3戦として5月に開催される新規大会「リョーマゴルフ 日高村オープン」だ。高知県のグリーンフィールゴルフ倶楽部を舞台に、賞金総額2500万円で争われる。シニアツアーの新たな熱戦の地として期待が高まる。

既存大会でも大きな動きがあった。

開幕戦の「ユニテックスシニアオープン」は、開催時期を3月から4月へ変更し、会場も兵庫の宝塚クラシックゴルフ倶楽部から和歌山県の南紀白浜ゴルフ倶楽部へ移動。さらに賞金総額は500万円アップの3000万円となった。

シーズン終盤の「ISPS HANDA シニア・グランド・ゴールドクラシック」は、賞金総額が昨年の3000万円から一気に倍増となる6000万円に。会場は未定ながら、シニア・グランド・ゴールドの各部門を含んだビッグトーナメントとして注目を集めそうだ。

一方で、長年シニアツアーの盛り上げ役を担ってきた「ファンケルクラシック」は、賞金総額が6000万円から5000万円に減額。

また「スターツシニアゴルフトーナメント」と「コスモヘルスカップ シニアゴルフトーナメント」の開催が見送られた。前者は茨城県のスターツ笠間ゴルフ倶楽部を舞台に開催され、2025年で第25回を迎えたシニアツアー屈指の長寿トーナメントだった。 開催コースは井上誠一設計の名コースとして知られ、毎年多くのギャラリーが詰めかけていただけに、その喪失感は大きい。

これにより、2026年シーズンは「2大会終了(スターツ、コスモヘルス)」に対し「1大会新規(リョーマゴルフ)」となり、トータルでは昨年の16試合から1試合減の15試合での開催となる。

2026年 国内シニアツアー 大会増減まとめ

【新規開催】
リョーマゴルフ 日高村オープン(5月・高知)

【開催終了(2026年日程に記載なし)】
スターツシニアゴルフトーナメント(25年6月開催・第25回)
コスモヘルスカップ シニアゴルフトーナメント(25年11月開催)

【賞金増額】
ユニテックスシニアオープン(2500万→3000万)
ISPS HANDA シニア・グランド・ゴールド(3000万→6000万)

【賞金減額】
ファンケルクラシック(6000万→5000万)

ナショナルオープンは福岡・玄海GCで開催

公式戦である「日本シニアオープン」は、福岡県の名門・玄海ゴルフクラブで開催される。
また、「日本プロゴルフシニア選手権」は引き続き茨城県のイーグルポイントゴルフクラブで行われる。

試合数は微減となったものの、新規大会の開催や賞金増額大会など、話題性のある2026年シーズン。レジェンドたちの熟練の技が、全国各地でどのようなドラマを生むのか楽しみだ。

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