移籍金推定1億ドル(約150億円!)で22年にPGAツアーからLIVに引き抜かれたケプカ。LIVとの契約満了は26年だが来年は出場しない可能性があるらしい。
違約金もろもろで2000万ドル(約30億円)を失うかもしれない。それでもカプカはツアー復帰を画策しているようだ。

ブルックス・ケプカがPGAツアーに復帰するという噂が話題に(写真は2025年の全米プロゴルフ選手権 撮影/岩本芳弘)
26年はメジャー覇者として出場可能なメジャー4試合とDPワールドツアーに参戦。LIVの大会には出場せずPGAツアーの出場停止処分が明けるのを待つのだという憶測が飛び交っている。
それに対してLIVゴルフのスコット・オニールCEOは「個々の選手のことを聞きたいのはわかりますが、お答えできません。ただいえるのはケプカが26年の契約書にサインしていることです」
噂を打ち消す発言。しかしSNS界隈ではケプカのツアー復帰を「否定したわけではない」と解釈する声が広がっている。
かつて“メジャーハンター““メジャーキラー“と呼ばれたケプカはLIVに移籍した翌23年には全米プロゴルフ選手権で優勝し、ライダーカップにも招聘されている。
しかし25年は低迷が続き、移籍後はじめてLIV未勝利のシーズンを過ごした。さらにメジャーでは全米オープンで12位タイに入った以外はすべて予選落ちに終わっている。
PGAツアーに復帰したからといって成績がいきなり上がるわけではない。だが彼にはなんらかの起爆剤、あるいは気分転換が必要なのかもしれない。
全米オープンは17年〜18年に連覇。全米プロも18年〜19年に連覇したあと、23年に3勝目を挙げているが「一番欲しい」というグリーンジャケット(マスターズ優勝)にはまだ袖を通していない。
タイガー・ウッズが奇跡の復活優勝を挙げた19年のマスターズでは2位タイ、23年には最終日を2打差の単独首位でスタートしながらジョン・ラームに逆転を許し、大会2度目の2位タイ。
自宅のトロフィーケースの中央を「グリーンジャケットのため」に開けているケプカの悲願が叶う日が来るのだろうか?
どこでプレーしようと強いケプカが戻ってきてくれることをファンは望んでいる。
【動画】ケプカ、プロ初優勝の最終日全ショット【DPワールドツアー公式YouTube】
EVERY SHOT | Brooks Koepka's First Tour Win | 2014 Turkish Airlines Open
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