アイアンで番手なりに飛ばない……なぜ？
「番手に合った飛距離が出ない」……今回はそんなアイアンで起こりがちな飛距離ロスの原因と改善方法についてゴルフイラストレッスンで解説していきましょう！
インパクトでフェースが開いているとクラブのロフトが寝てしまい、番手に合った飛距離が出なくなる
アイアンが飛ばない大きな要因は「インパクトでフェースが開いている」ことにあります。
インパクトでフェースが開いてしまうと、クラブのロフトが寝てしまうので7番のロフトは8番のロフトになってしまいます。こうなってしまうと、フェースは右に向いてしまうので思ったような飛距離が出ず、右に打ち出してしまうので注意が必要です。
このようにインパクトでフェースが開きロフトがついてしまうとボールが飛ばなくなってしまうのですが、その原因はインパクトでの手元の浮きにあります。この手元の浮きは、インパクト前後で正しいローテーションができていない時に起こってしまいます。
インパクト前後で正しいローテーションができないと、左脇が開いて結果的に手元が浮いてしまう
こういったことから、アイアンの飛距離ロスは正しくローテーションができていない時の結果として、手元が浮き、フェースが右を向き、ロフトもついた状態でヒットしてしまう時に起こってしまう傾向です。
正しいローテーションとは？
正しいインパクトでは、ダウンスウィングからインパクトフォロースルーにかけて下半身リードでクラブを戻し、左脇が締まった状態を保つことができれば、左腕は肘を支点として腕はローテーションされ、結果としてフェースローテーションが行われます。
このフェースローテーションについては、ストロンググリップではローテーションが大きめ、ウィークグリップではローテーションが小さめといったように大きさには個人差がありますが、ローテーションしない人はいないということを覚えておいてください。
左脇が締まった状態で胸が回れば、肘を支点に腕のローテーションが行われる
飛ばない人は、この動作によるローテーションが行われていない状態でインパクトを迎えています。ローテーションが行われないと、左脇が開き、手元の浮いた形になってしまうので、インパクトでフェースが開いてしまうのです。
正しいローテーションを作る練習法
ローテーションは体の回転と手の運動量が一致していることが理想です。
グリップエンドをおへそに当てて構えたら、胸を回してテークバックするとクラブが腰の高さに来た時に、ヘッドの向きは背骨と平行になっています。その後、同様にグリップエンドをおへそにつけたまま、手首をこねたりせずに体を使ってフォローまで振り抜きましょう（イラストA）。
イラストA：グリップエンドをへそに当てた状態でスウィングしてみよう。バックスウィングとフォロー、いずれもクラブが腰の高さまで上がったポジションをチェック。フェースの角度が背骨と平行であれば正しくローテーションを行えていた証拠だ
正しくローテーションを行うことができれば、フォローでヘッドは同じように背骨と平行を向きます。ウィークグリップの方や、ローテーション大きめの方は12時の方向でもOKです。この間を目安にフォローサイドのローテーションをしっかり覚えましょう。
正しく体を使ったローテーションを行うことができれば、フェースの向きを真っすぐを保つことができます。
フェースが開くことなくスクエアにヒットできれば、ロフト通りに当たっていることになるので飛距離アップの可能性がグッと上がります！ 是非参考にしてみて下さい！
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