「新人戦で勝ちたい」田村萌来美
JLPGA新人戦の初日、田村萌来美が圧巻のプレーを披露し、6アンダーの66で首位タイに立つ最高のスタートを切った。QT（クォリファイングトーナメント）での失敗を乗り越え、「新人戦では勝ちたい」と語っていた田村選手が、その強い決意をスコアに表した。
「きょうは目標にしていた攻めるゴルフができていたので、いいゴルフができたと思いま
す。ドライバーショットをフェアウェイの真ん中に置けて、いいところからセカンドショッ
トを狙えました。ピンにも寄ってくれたし、パッティングも決まってくれてよかったです。
QTに失敗したので、新人戦では勝ちたいなと思っています。明日以降も攻めるゴルフをし
たいですし、楽しんで上位を目指します」
得意なドライバーで課題克服へ
新人戦の練習日に話を聞くと、「得意クラブはその時によって変わっちゃうのですが、プロテストの時はショートゲームでした。今はドライバーがほぼ100％の確率で安定していて絶好調です」とドライバーショットに自信を見せていた。そして、まさにその言葉どおり、初日のドライバーはフェアウェイ真ん中。調子の良さが伺える。
そのドライバーショットを深掘りすると、「気を付けていることはフェースが開いちゃう癖があるので、体が早く開かないように意識している」と話す。
また今後の目標として、現在フェードの持ち球をドローに変えたい意向があり、「強い球を打たなきゃならない」という課題を挙げている。下から入ってしまう傾向を修正し、上から入れながらドローを打つことを理想としている。そのためにトレーニングによる体幹強化と筋力アップにも取り組む計画を明かした。
グレートアイランド俱楽部 No.10 PAR4 380Yでドライバーを打つ田村萌来美
今後の目標
来年の目標について聞くと、「最初はステップ・アップ・ツアーなんですけど、しっかりそこで上位を目指してリランキングを上げたい。また後半戦のレギュラーツアーに出て優勝を目指して頑張りたい」と熱く語った。
引き続き田村選手の活躍に注目だ。
撮影／岡沢裕行
新人戦初日の首位選手たち
