ひらた・けんせい／2000年11月生まれ。大阪府出身。2021年、大阪学院大3年時に日本学生優勝。同年のファイナルQTで2位、翌年からレギュラーツアー参戦。2023年ミズノOPで初優勝。国内6勝（うち日韓亜ツアー共催1勝）
長さは昨年から45インチ。飛距離と直進性が良く、イメージ通りの弾道を出しやすいと信頼を置く。今年で使用3年目
クラブ契約はミズノ。ドライバーはミズノST-X 230のロフト10.5度を1度立てて、9.5度で使用している。
「クラブは頻繁に替えるタイプではありません」と本人が言う通り、2023年発表のこのモデルを使い続けて今年で3年目。飛距離性能と直進性に優れた点を気に入っている。シャフトはフジクラの24ベンタスブルー、60グラム台のフレックスX。ここ数年、ベンタスのブルー系のシャフトを使い続けているが、現在はPGAツアーの開幕に合わせ、グラファイトデザインのツアーAD CQなどをテストしている。
3Wはキャリー260ヤード、7Wは235ヤード。この1年使った7Wは飛距離はもちろん寛容性も高いとお気に入りの1本になった
3WはテーラーメイドQi10を2年使用。昨年まで3Wの次は3Uを入れていたが、今年から7Wに替えてテーラーメイドQi35を使用している。
2010年モデルでメーカーからの新品の用意がないため、中古ショップでのスペア探しをしている
ユーティリティアイアンは4番でロフト24度のミズノプロ フライハイ。これは15年前の2010年モデルだが、替えの効かない1本とのこと。飛んで、曲がらず、それでいて球も上がりやすいと全幅の信頼を寄せている。
「ややグースネックで、ショートアイアンの顔が丸くなりすぎていない点が気に入っています」。こだわりが強い分、理想が叶えられたクラブはそう替わることがない
アイアンはJPX923ツアーを5～9Iまで、今年で使用4年目。
「構えた時の顔が重要で、いいショットのイメージが出やすい、形になっています」
ウェッジは46度と50度がミズノT22、54度はミズノT-1ウェッジ。さらに60度のボーケイSM10を使用する4本態勢。米国のグリーン周りで、高いスピン性能や現地のクラブサポート体制の充実などを考慮し、SM10を入れたという。
基本的にGoLo 6.2を使うが、サブパターとしてファントム9.2Ｒも用意する。どちらも転がりの安定感と打感の良さが気に入っている
パターはスコッティキャメロンのGoLo6.2。手に伝わる打感がタッチを生みやすいと使っているが、グリーンの状況によって、ファントム9.2Rも併用。
ボールはスリクソンZスターダイヤモンド。アイアンショットのスピンコントロール性能と飛距離性能のバランスを評価している
1月のPGAツアー、ソニーオープン・イン・ハワイに向けて準備調整中。この14本から替わるクラブがあるかも知れない。
平田憲聖のクラブセッティングの詳細
1W/ミズノ ST-X 230(10.5→9.5)・フジクラ 24ベンタス ブルー(6X)
3W/テーラーメイド Qi10 FW(15度）・フジクラ ベンタス TR ブルー(6X)
7W/テーラーメイド Qi35 FW(21度)・フジクラ ベンタス TR ブルー(7X)
4U/ミズノプロ フライハイ(2010)・N.S.プロ モーダス³ツアー115プロトタイプ(X)
5I～9I/ミズノ JPX923 ツアー・N.S.プロ モーダス³ツアー115プロトタイプ(X)
PW・AW/ミズノ T22 ウェッジ(46・50度）・N.S.プロ モーダス³ツアー115プロトタイプ(X)
AW/ミズノ T-1ウェッジ(54度)・N.S.プロ モーダス³ツアー115プロトタイプ(X)
LW/タイトリスト ボーケイSM10(60度）・N.S.プロ モーダス³ツアー115プロトタイプ(S)
PT/スコッティキャメロン GoLo 6.2
BALL/スリクソン Zスター ダイヤモンド
※スペックは編集部調べ
※プロはクラブを頻繁に変更するため、実際に使用するクラブセッティングと異なる場合があります
PHOTO/Tadashi Anezaki
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