
うちだ・ことこ/2002年10月生まれ。北海道出身。北海学園札幌高等学校卒業。2021年プロテスト合格(JLPGA93期生)。同年12月のJLPGA新人戦加賀電子カップでプレーオフの末2位。今年のミネベアミツミ レディス 北海道新聞カップでツアー初優勝

弾道の高さを抑え気味にするためにロフト9度を8.5度に。シャフトはつかまり過ぎがないツアーAD VFで50グラム台のS
ドライバーはスリクソンZXi LSを使用している。「ヘッドを芝の上にポンと置いた時にとても構えやすくて、顔がとても気に入っています。打つとスピン量が抑えられながら、イメージ通りの弾道の高さが出やすく、そこも申し分ないです」と本人。ロースピンモデル”LS”の9度のロフトを0.5度立てて8.5度にしている。

ドライバー以外のウッド型クラブは3Wのみ。ドライバーと同じツアーAD VFを挿している
FWはスリクソンZXiの3Wが1本。高初速の強い弾道が打てる点が気に入っているという。

苦手意識があったウッド型のUTから3Uと4Uをこのアイアン型に変更し、ショットのイメージが良好に
内田のセッティングで特徴的なのは、女子では珍しいアイアン型UTを2本入れているところ。
「今年の開幕直後のアクサレディスからウッド型UTからアイアン型に思い切って変更しました。ウッド型だとつかまり過ぎちゃうミスが頻発していたのですが、このZXiユーティリティに替えて、方向性が安定し、距離も球の高さもしっかり出るようになり、ショットのイメージが格段に良くなりました」。シャフトはグラファイトデザインのツアーAD VFハイブリッドを挿している。

5IはZXi5。ZXi7は6Iから入れ、抜けの良さや打感を高評価
アイアンもスリクソンで、5IがZXi5、6~PWがZXi7のコンボセット。
「5番のZXi5は見た目以上にやさしくて、球も上がりやすいので気に入っています。ZXi7は抜けの良さと球をコントロールしやすい点が気に入っています。どちらも打感もすごく軟らかくて、打っていて気持ちいいです」

打感が良くてスピンがしっかり入る点がお気に入り。グリーン周りをメインに使う58度のみシャフトをN.S.プロ モーダス³105ツアーウェッジにしている
ウェッジはクリーブランドRTZの50・54・58度の3本態勢。
「50度と54度はなるべくアイアン感覚で打ちたいので、少し軽めのシャフトを入れています。このウェッジはスピンがしっかり入ってくれるので、自信を持ってショートゲームができています」と、この3本にも手応えを感じている。

13年前モデルのこのパターを愛用。初優勝の際、最終ホールで6メートルのパットを沈めたのもこのパターだ
パターは唯一の他ブランドで、オデッセイ ホワイト・ライズ ix #1SH。現在、1ラウンドあたりの平均パット数がツアー4位の28.73。13年前のモデルのブレードパターが内田のゴルフを支えている。

ボールはスリクソンZスターXV。「しっかりした打感があって、球が吹き上がることがない」と、このボールを選んだ
ツアー初優勝に続く2勝目が当面の目標だ。
内田ことこの最新クラブセッティングの詳細
1W/スリクソン ZXi LS(9→8.5度)・グラファイト ツアーAD VF(50S)
3W/スリクソン ZXi FW(15度)・グラファイト ツアーAD VF(50S)
3U・4U/スリクソン ZXi U ユーティリティアイアン・グラファイト ツアーAD ハイブリッド(85S)
5I/スリクソン ZXi5 アイアン・N.S.プロ モーダス³プロト(S)
6I~PW/スリクソン ZXi7 アイアン・N.S.プロ モーダス³プロト(S)
GW・AW/クリーブランド RTZ ウェッジ(50・54度)・N.S.プロ プロト
SW/クリーブランド RTZ ウェッジ(58度)・N.S.プロ モーダス³ ツアー ウェッジ 105
PT/オデッセイ ホワイト・ライズ ix #1 SH
BALL/スリクソン Zスター XV
※スペックは編集部調べ
※プロは頻繫にクラブを変更するため、実際に使用するセッティングと異なる場合があります
PHOTO/Tadashi Anezaki





