12月19日発売の「月刊ゴルフダイジェスト」2月号の綴じ込み編集ギア企画「スコアを出せるFW&UTの最強フォーメーション」では、「日本ミッドアマ」に出場した選手にスコアにつながるFW&UT選びのヒントを聞いた。「みんなのゴルフダイジェスト」では、プロ以上にギアへのこだわりを持つトップアマたちのクラブセッティングに対する考え方の一部を紹介しよう。

日本ミッドアマで出場選手のクラブを調査
トップアマの“こだわりFW&UT”はスコアメイクの生命線!

全国各地のトップアマが覇を競う「日本ミッドアマ」(滝の宮CC/愛媛県)。多くの選手が「グリーンが硬くて止まりづらい」と口にしたこの試合で、スコアを左右したクラブがFW&UTだった。

水上晃男さん HC+3●58歳
「200Yのパー3。この7Wなら上からドンッと落ちて止められます」

画像: 同じスリクソンブランドで年代が異なる3本のFW。最新モデルの5Wは「スリーブが付いて重心が少し高く、球が強くなる」と言う

同じスリクソンブランドで年代が異なる3本のFW。最新モデルの5Wは「スリーブが付いて重心が少し高く、球が強くなる」と言う

「コースやコンディションによって4Iと7Wを入れ替えています。今日は風がないのと、グリーンで止めたいパー3、とくに200Yを超えるパー3が2ホールあるので、そこのティーショットで7Wを使いました。4Iだと球が落ちてから“足”が少し出てしまいますが、7Wだと上から“ドン”と落として止められるんです」(水上さん)

水上晃男さんのクラブセッティングの詳細

1W/グローレ(テーラーメイド)・9.5度・クレイジーRD EVO(X)・260Y
3W/ZX MkⅡ(スリクソン)・15度・ロマロBRAVE ROD(X)・240Y
5W/ZXi(スリクソン)・18度・ロマロBRAVE ROD(X)・220Y
7W/Z-TX(スリクソン)・21度・Miyazakiクサラ72(S)・210Y
5I~9I/Z545(スリクソン)・ツアーAD105
5I:190Y、6I:180Y、7I:170Y、8I:155Y、9I:145Y
9I~PW/Z-TX(スリクソン)・DGツアーイシュー
9I:130Y、PW:120Y
AW/RTZ(スリクソン)・54度・DG(S200)・90Y
SW/RTZ(スリクソン)・59度・DG(S200)・70Y
PT/ボビーグレース(マグレガー)長尺

豊島豊さん HC+3.8●48歳
「パー4の2打目でイメージした球が出やすい使い慣れた5UTです」

画像: FW3本の中で3Wはやさしいヘッドに。「ボクはもともとスピンが少ないので、スピンが入るクラブを使ってます」

FW3本の中で3Wはやさしいヘッドに。「ボクはもともとスピンが少ないので、スピンが入るクラブを使ってます」

残り190~195Yという、パー4の2打目で使うことが多い5UTです。この試合はティーショットの出番が多いので、アイアン型UTのほうがいいか悩ましいところ。UTですごく飛ばしたいわけでもなく、狙ったところに打てればOK。コレを2~3年使ってますが、イメージした球が打てるし、打感が好きなんです。

豊島豊さんのクラブセッティングの詳細

1W/Aiスモーク♦♦♦MAX(キャロウェイ)・10.5度・ツアーAD PT6(S)・260Y
3W/AiスモークMAX(キャロウェイ)・15度・ツアーAD PT6(S)・235Y
5W/Aiスモーク♦♦♦(キャロウェイ)・18度・ツアーAD PT7(S)・215Y
7W/Aiスモーク♦♦♦(キャロウェイ)・20度・ツアーAD PT8(S)・205Y
5UT/パラダイムMAXFAST(キャロウェイ)・24度・ツアーAD HY95(S)・195Y
5I~9I/241CB(ブリヂストン)・ツアーAD115
5I:180Y、6I:170Y、7I:160Y、8I:145Y、9I:135Y
PW/ボーケイSM9(タイトリスト・10度F)・46度・DG EXツアーイシューウェイトロック(S200)・120Y
AW/ボーケイSM9(タイトリスト・12度F)・52度・100Y
SW/ボーケイSM10(タイトリスト・08度M)・58度・80Y
PT/ホワイトホットVラインPRO(オデッセイ)

津村英明さん HC+2●53歳
「FWとUTそれぞれにずっと同じメーカーです」

画像: 得意とする5Wはアスリート系を、3Wはやや精度が落ちるぶんやさしめのモデルを入れる。UTは操作性を重視するという

得意とする5Wはアスリート系を、3Wはやや精度が落ちるぶんやさしめのモデルを入れる。UTは操作性を重視するという

FWはキャロウェイを、UTはタイトリストを、モデルチェンジしてもずっと使ってます。同じメーカーだと顔を見慣れてるし、打ちやすいので。FWもUTも、とくに下の番手はもともと球がつかまるので、左のミスは避けたいですね。5UTはややアイアンのイメージで打ちたいので、スチールシャフトを挿しています。

津村英明さんのクラブセッティングの詳細

1W/ELYTE♦♦♦MAX(キャロウェイ)・9度・Diamana BB63(S)・260Y
3W/AiスモークMAX D(キャロウェイ)・15度・TENSEI BLACK65(S)・230Y
5W/ROGUE ST LS(キャロウェイ)・18度・TENSEI BLUE65(S)・220Y
4UT/TSR2(タイトリスト)・21度・Diamana 92HY・200Y
5UT/TSR2(タイトリスト)・24度・DG120(S200)・185Y
6I~PW/ZXi5(スリクソン)・DG120(S200)
6I:170Y、7I:160Y、8I:150Y、9I:135Y、PW:120Y
AW/ツアーウェッジⅢ(アキラ)・50度・DG(S200)・105Y
AW/ツアーウェッジⅣ(アキラ)・54度・DG(S200)・90Y
SW/ツアーウェッジⅣ(アキラ)・58度・DG(S200)・75Y
PT/Ai-ONE 2BALL JAILBIRD Mini(オデッセイ)

菊本裕司さん HC+1●43歳
「7Wで200Yを打つとグリーンに収まります」

画像: 「こういう試合では、上の番手を厚くしないことには勝負になりません」と言い、飛ぶ3W・5Wと狙える7Wのセットに

「こういう試合では、上の番手を厚くしないことには勝負になりません」と言い、飛ぶ3W・5Wと狙える7Wのセットに

3Wと5Wは飛ばしたいので、チタンを用いた「SIM」を4年くらい使ってます。実際に反発が良くて、5Yずつくらい飛んでる手応え。それから、200Yのパー3とかパー4の2打目が200Y残ったときは、この7Wです。思った距離が出て横ブレが少ないし、球が高く上がってしっかりと狙っていけます。

菊本裕司さんのクラブセッティングの詳細

1W/G440LST(ピン)・9度・24VENTUS BLUE5(S)・250Y
3W/SIM(テーラーメイド)・15度・MCF 60(S)・230Y
5W/SIM(テーラーメイド)・19度・MCF 60(S)・220Y
7W/G430(ピン)・21度・MCF 60(S)・200Y
4UT/G440(ピン)・23度・MCH 80(S)・190Y
5I~PW/CB511(ヨネックス)・スチールファイバーi110CW
5I:180Y、6I:170Y、7I:160Y、8I:145Y、9I:135Y、PW:125Y
AW/W501(ヨネックス)・52度・スチールファイバーi110CW・100Y
SW/ARTISAN・58度・スチールファイバーi110CW・80Y
PT/2ボール TEN(オデッセイ)

篠塚裕章さん HC+1●45歳
「必ずこういう球が出ると信頼できるFW&UT」

画像: 「3Wは前に飛ばしたい、19度の5Wはスピンを少し入れて球を上げたい。UTはともに距離の幅が20Yくらいあります」

「3Wは前に飛ばしたい、19度の5Wはスピンを少し入れて球を上げたい。UTはともに距離の幅が20Yくらいあります」

FWもUTも、ディープフェース系で強い球が出るイメージです。とくに“3DEEP”こと3Wは、スピンが少なめで球が前に行くし、ロフト13度とほぼブラッシー(2W)感覚で飛ばせる。プレッシャーがかかる場面でも、このFW&UTなら『必ずこういう球が出る』と信頼して打てて、逆球がほとんどありません。

篠塚裕章さんのクラブセッティングの詳細

1W/G430 LST(ピン)・9度・TENSEIORANGE50(X)・250Y
3W/X HOT PRO(キャロウェイ)・13度・ランバックスTypeS75(S)・230Y
5W/X HOT PRO(キャロウェイ)・19度・ランバックスFW 75(X)・210Y
4UT/XR OS(キャロウェイ)・22度・N.S.PRO 950GH(S)・190Y
5UT/XR OS(キャロウェイ)・25度・N.S.PRO 950GH(S)・180Y
6I~PW/X-CB(キャロウェイ)・DG105(S200)
6I:165Y、7I:155Y、8I:145Y、9I:135Y、PW:120Y
AW/JAWSフォージド(キャロウェイ)・48度・DG(S200)・110Y
AW/MDフォージド(キャロウェイ)・52度・DG(S200)・100Y
SW/JAWS MD5(キャロウェイ)・60度・DG(S200)・70Y
PT/アームロック ダブルワイド(オデッセイ)

取材・文/新井田聡
写真/有原裕晶、岡沢裕行
協力/ユニオンゴルフ、ゴルファーレ高田馬場

※月刊ゴルフダイジェスト2月号「スコアを出せるFW&UTの最強フォーメーション」より一部抜粋

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月刊ゴルフダイジェスト2月号の誌面では、他8名のトップアマのクラブセッティング調査結果を掲載。さらに、ギアに詳しいプロコーチ・永井延宏氏が独自の視点から分析して、アマチュアのスコアメイクにつながるセッティングを見つけてくれた。企画の後半には、FW&UT45モデルの詳細図鑑も掲載しているので、組み合わせを決める際にぜひ参考にしてもらいたい。
*記事の内容は公式ウェブサイト「Myゴルフダイジェスト」でも掲載中

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