トークショーに登壇した両選手は主戦場がともに米ツアー。2025年シーズンを振り返って、大西魁斗は「充実した経験の1年でした」と締めた。PGAツアーのルーキーとして1年間戦ったが、出場26戦中予選通過は6試合、最高順位はコラレスプンタカナ選手権(4月)18位タイと思うような結果は残せなかった。2026年は再び下部のコーンフェリーツアーが主戦場となる。「来年は1月第2週から試合です」と切り替え、バハマで開幕する初戦を見据えた。

アディダスゴルフのトークショーに登壇した畑岡奈紗と大西魁斗(Ph/Tadashi Anezaki)
畑岡奈紗は2025年について、「シーズンの後半から調子が上がって、11月のTOTOジャパンクラシックに優勝できて良かったです。ずっと勝てなかったプレーオフで初めて勝てたのも良かった。来年は米ツアー10年目。メジャーを獲りたいです」。2026年は1月29日からのヒルトングランドバケーション選手権が初戦となる。
アディダスゴルフのシューズについて、大西は「僕はウェアも契約させて頂いていますが、アディダスのウェアはバリーエーションが多くあるので、楽しんで選んでいます。動きやすさと素材にこだわっていますが、暑い時期は汗を吸ってくれて爽やかにプレーができて、寒い時は薄くて軽い素材なのに暖かなのがいいです。シューズはコースによって色々なタイプを履き分けますが、色はウェアに合わせやすい白と決めています」。イベント当日も白いスタンスミスBoaのスパイクレスシューズを履いていた。

トークショーの様子はユニカビルの大型ビジョンでライブ配信された
シューズを契約している畑岡は、「今日はボアタイプですが、試合ではアディゼロZGの紐タイプを履いています。軽量なのに履き心地がしっかりしていて、思いきってスウィングできるのがいいです。アディゼロZGを履くようになって試合の3日目、4日目も疲れを感じなくなりました。実際、3日目、4日目のスコアが良くなったのは、アディダスシューズのおかげもあると感じています」

大西は、コース同様のルーティンで打席に入ってドライバーショット
トークショーの後半ではドライバーショットを披露。大西は「真っすぐ飛びませんね」と頭をかきつつも310ヤードを超すショットを見せた。畑岡はいきなり280ヤードを飛ばしながらも「もっと飛ばしたいです!(大西プロにアドバイスされた)ランニングを来年はもっとがんばろうと思います」と話した。

「午前中、練習しておいて良かった」と畑岡はいきなり280Yのロングドライブ
畑岡は念願のメジャー制覇、大西は石川遼、杉浦悠太らも新規参戦するコーンフェリーツアーで2勝目を目指す。米ツアー選手の2026年シーズンはまもなく始まる。
PHOTO/Tadashi Anezaki
