ドライバーが思ったより飛ばないというゴルファーは、シャフトのしなりを使えていないと浦大輔コーチ。浦コーチが教えてくれた、インパクトにシャフトのしなり戻りを合わせるコツを、シングルハンディの腕前を持つイラストレーターの野村タケオが試してみた!

曲がりを恐れて「しならせないように振るクセ」がついている人が多い

みなさんこんにちは。ゴルフバカイラストレーターの野村タケオです。僕って昔からドライバーが飛ばないんですよ。ヘッドスピードは年齢的には平均くらいだと思うのですが、思ったよりも飛んでいない。月刊ゴルフダイジェスト2月号の連載「練習場 浦メニュー」で飛ばない人はシャフトのしなりを使えていないと書かれていました。僕はまさしくこれなのかも! と思い、記事の内容を試してみることにしました。

画像: 月刊ゴルフダイジェスト2026年2月号で特集されていた「シャフトのしなりの使い方」を実践!

月刊ゴルフダイジェスト2026年2月号で特集されていた「シャフトのしなりの使い方」を実践!

この記事の中で浦大輔コーチは、振っても飛ばない人はシャフトを上手く使えていない人だと言っています。シャフトをしっかりとしならせられていないので飛ばないということなんですね。飛距離を出すためにはシャフトにしっかりと負荷をかけて、そのしなり戻りをバチンとインパクトに合わせることが必要なんだそうです。でも曲げるのが怖くてシャフトをしならせないように振るクセがついている人が多いと浦コーチは言っています。これは僕にも当てはまりそう。

画像: シャフトをしならせないように振るクセがついている人が多い

シャフトをしならせないように振るクセがついている人が多い

まずシャフトをしならせてインパクトをする感覚を知るためにはワッグルをしてみるとわかるそうです。顔の前にヘッドを持ち上げてから横方向にワッグルしてシャフトをしならせ、このシャフトのしなり戻りのタイミングをインパクトに合わせればいいということなんですね。

画像: 顔の前にヘッドを持ち上げて、横方向にワッグルするとシャフトをしならせてインパクトする感覚がわかる

顔の前にヘッドを持ち上げて、横方向にワッグルするとシャフトをしならせてインパクトする感覚がわかる

やってみましたが、確かにシャフトはしなるのですが、これをどうインパクトに合わせればいいのかがわかりません。そもそもシャフトのしなり戻りをインパクトに合わすという考えがあまりなかったので、本当にどうすればいいのかわからないんですよね。

浦コーチによると、シャフトのしなり戻りをインパクトに合わせるためには手を使ってボールをひっぱたけばいいということです。右の手首から先を手のひら側に折ってボールを叩けというんです。

画像: 右手首から先を手のひら側に折ってボールを叩く

右手首から先を手のひら側に折ってボールを叩く

ちょっと待ってくださいよ、右手首を折ってボールをひっぱたくなんて、絶対にしてはいけない動きだと思っていました。なんだかめちゃくちゃ手打ちになってしまう感じがするし、ボールも左に飛びそうな感じがします。しかし浦コーチはインパクトなんて一瞬の動きだから、このせいで左に引っかけるなんてことはないし、この手の使い方ならシャフトはねじれないと言うんです。お手本はビジェイ・シンの「猫手」と呼ばれるインパクトだそうです。そういえば確かにビジェイは右手のひらがグリップから離れるくらい右手を押し込んでいましたね。しかしこの右手の使い方には左手にも秘密があって、右手が下がらないように左手は上に引っ張ることが大事なんだそうです。引く左手を押す右手のバランスが取れていれば、右手を使えば使うほど飛ぶそうです。

画像: 右手のひらがグリップから離れるくらいのイメージで右手を押し込む。その時に左手は上に引っ張る

右手のひらがグリップから離れるくらいのイメージで右手を押し込む。その時に左手は上に引っ張る

この動きを身につけるためには、最初はウェッジを両手の親指と人差し指で持ち、ハーフスウィングでボールを打つのがいいそうです。ダフったら右手が強すぎるし、トップしたら左手が強すぎるので、左右のバランスを調節することが必要ということです。

画像: ウェッジを両手の親指と人差し指で持ち、ハーフスウィングでボールを打つ

ウェッジを両手の親指と人差し指で持ち、ハーフスウィングでボールを打つ

やってみましたが、これ最初はちょっと難しいです。僕の場合は右手が強いようで、ダフリのミスがちょっと出ました。左手を引くという動きが最初は少し難しいかもしれませんね。左右のバランスやタイミングがうまく合ってくればカツッといい音で打てるようになります。少し慣れると結構うまく打てるようになったので、僕はこの動きが意外と得意なのかもしれません。

そこそこウェッジで打てるようになったのでドライバーでも試してみましたが、ウェッジでやっている時よりもクラブが長い分、シャフトのしなりを感じやすいです。確かにこの右手の動きができるとシャフトのしなり戻りを使えるような気がします。ただやはりドライバーでも左右の手をバランスよく使うのが少し難しいですね。どうしても右手を手のひら側に折るというと、左手も手の甲側に折れてしまいがちなんですよね。多分これはダメな動きだと思うので、そうならないようにしっかりと左手を上に引っ張らないとダメなんですよ。しかし僕は右手を結構使うタイプのスウィングをしているので、この動きができるようになるときっと飛距離は伸びるんだろうな~と思います。なので、もう少ししっかりと練習してみようと思いました。何より右手ってあまり使っちゃいけないと思っていたのに、この動きができれば使えば使うほど飛ぶっていうのが個人的にはとても魅力的です。

自分ではかなり振っているつもりなのに飛ばないという人は、一度この動きを試してみるといいかもしれませんよ。

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