2025年シーズンの米女子ツアーは、日本勢による歴史的な躍進によって、ツアー全体の勢力図が大きく塗り替えられた一年となりました。とくに、海を渡ったばかりのルーキーたちが次々と大舞台で勝利を挙げる姿は圧巻でしたよね。そんな日本勢の活躍に焦点を当て、10大ニュースを選んでみました。まずはその前編。10位から6位までを発表します!
画像: 26年米ツアー昇格を決め、日本勢の仲間入りを果たした原英莉花

26年米ツアー昇格を決め、日本勢の仲間入りを果たした原英莉花

10位 米女子ツアーの日本勢、異例の「13人体制」で開幕

2025年の米女子ツアーのシーズン当初、13人の日本勢が米女子ツアーに参戦することが大きな話題となりましたよね。畑岡奈紗選手、勝みなみ選手、古江彩佳選手、渋野日向子選手といった古参勢に加え、山下美夢有選手、竹田麗央選手、岩井明愛選手、岩井千怜選手といったルーキーたちに、予選会を勝ち上がってきた馬場咲希選手といったフレッシュな顔ぶれも加わり、米女子ツアーの一大勢力になった姿が印象的でした。

9位 ルーキーたちがランキング席巻! 新人王レースで日本勢がトップ4を独占

2025年シーズンは、日本人ルーキーたちが主要なランキングを支配した年でした。特に「ルーキー・オブ・ザ・イヤー」ランキングでは、山下美夢有選手がトップを独走しただけでなく、2位に竹田麗央選手、3位に岩井千怜選手、4位に岩井明愛選手と、トップ4を日本人ルーキーが独占するという前例のない結果を残しました。ちなみに山下選手には最終戦まで1987年の岡本綾子さん以来の日本人プレーヤー・オブ・ザ・イヤー獲得という偉業達成の可能性も。山下選手は、ルーキー・オブ・ザ・イヤーとプレーヤー・オブ・ザ・イヤーを同時受賞すれば、史上3人目の快挙となると注目されました。

8位 崖っぷちからの脱出! 渋野日向子、西村優菜がQシリーズ突破で来季出場権確保

2025年シーズン、米女子ツアーのポイントランク100位以内に入れず来季の出場権確保が危ぶまれたのが、渋野日向子選手(ランク104位)と西村優菜選手(ランク115位)でした。彼女たちは来季の出場権(25位タイまで)を賭けた過酷な「Qシリーズ ファイナルクオリファイ(最終予選会)」に挑み、最終的に渋野選手と西村選手は24位タイに入り、見事に揃って来季の出場権(カテゴリー15)を獲得しました。これにより、今季米女子ツアーに参戦した日本人選手13人は、誰も脱落することなく来季の出場権を得るという快挙も達成しました。

7位 原英莉花が下部ツアー経由で米ツアーへの「昇格」を果たす

2024年のQシリーズで米女子ツアー出場権獲得を逃した原英莉花選手は、2025年シーズンを米女子下部ツアーのエプソンツアーを主戦場として戦いました。彼女はこの「茨の道」で圧倒的な強さを証明し、1勝を挙げてポイントランク5位に入り、見事に来季の米女子ツアー出場権(カテゴリー9)を獲得。来季、米女子ツアーでの大暴れに期待大!

6位 ベテランの意地! 畑岡奈紗が地元大会「TOTOジャパンクラシック」で2年ぶり勝利

ルーキーたちの活躍が目立った2025年シーズンでしたが、米女子ツアーで長年の実績を持つ畑岡奈紗選手の復活も話題となりました。日本開催の「TOTOジャパンクラシック」で国内ルーキーの荒木優奈選手らと激しい優勝争いを繰り広げ、2022年4月以来となるツアー7勝目を挙げました。ベテラン、ルーキーの活躍が噛み合い“日本勢強し”を強く印象づけるシーンでした。

と、ここまでが10位〜6位。ここまででも十分ビッグニュースだらけですが、これらよりさらにすごいニュースが目白押しなのが2025年の米女子ツアーにおける日本勢。「後編」もどうかお楽しみに。

10大ニュース後編

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