バーチャルとリアルゴルフ体験を結び付け、地域活性化などを推進しようという試みが始まっている。日本最大手の旅行会社、JTBとシミュレーションゴルフメーカーであるGOLFZON JAPAN㈱が業務提携契約を締結と発表した。

日本最大手の旅行会社、JTBとシミュレーションゴルフメーカーであるGOLFZON JAPAN㈱が業務提携契約を締結と発表
日本最大手の旅行会社、JTBとシミュレーションゴルフメーカーであるGOLFZON JAPAN㈱が業務提携契約を締結と発表した。同提携に至ったきっかけは何だったのか?
「当社が取り組むシミュレーションゴルフによる新しい体験価値とJTB様が推進する交流創造・地域活性化の方向性が一致したことがきっかけです」と話すのは同JAPAN広報担当・山本裕士氏。
JTBは「交流創造事業」を打ち出し、交流人口・関係人口の拡大を通じて地域問題の解決を図ろうとしている。いわば、ゴルフという旅行との親和性が高いスポーツを軸として新たな交流創造の機会を生み出し、持続可能な地域発展に貢献できると考えているようだ。
同提携での具体的な活動は何も決まっていないようだが、例えばゴルフツーリズムを推進する自治体との連携、廃校など遊休施設の有効活用、訪日客増加などインバウンド需要拡大に対応した新たな体験の提案、ゴルフを軸とするイベントや新規事業へつなげていきたいとしている。
「シミュレーターにはトラックマンのように本格的アスリート志向のものもありますが、ゴルフゾンはゴルフバーなどに設置したり娯楽性が加味されています。なので初心者やジュニアなど相手に、ゴルフの魅力を手軽に伝えるにはこちらのほうがいいかもしれませんね」(ゴルフ場経営コンサルタント、菊地英樹氏)
地域活性化の一助となるか
※週刊ゴルフダイジェスト2026年1月6&13日合併号「バック9」より
