
25年全米プロ(左)と全英オープン(右)を制覇し、キャリアグランドスラムまであとは全米オープンを残すのみとなったスコッティ・シェフラー(撮影/岩本芳弘、姉崎正)
昨シーズン全米プロと全英オープンを制覇したスコッティ・シェフラーは26年の全米オープンで優勝すればキャリアグランドスラムを達成することになる。
今年の全米オープンの舞台はニューヨークのシネコックヒルズGC。最終日は6月21日で奇しくもシェフラー30歳の誕生日。バースデーVのチャンスだ。

シネコックヒルズで開催された18年全米オープンはブルックス・ケプカが勝利した(撮影/岡沢裕行)
前回シネコックヒルズの全米オープン(18年)はブルックス・ケプカがトミー・フリートウッドを1打差で破り大会連覇を達成している。25年の最終戦でPGAツアー無冠を返上し、年間王者に輝き波に乗るフリートウッドとシェフラーの優勝争いが見られたら最高に盛り上がるに違いない。
28年ロサンゼルスオリンピック、ゴルフ競技の舞台となるリビエラCCは、今年2つのビッグイベントをホストする。
昨年2月ロサンゼルスで発生した大規模な山火事はリビエラCCに迫り、丘にそびえるクラブハウスは被害を逃れたが近隣の高級住宅街パシフィック・パラセーズは大部分が破壊される甚大な被害を受けた。
そのため長年リビエラで開催されてきたタイガー・ウッズ主宰のジェネシス招待は南に下ったサンディエゴのトリーパインズを代替コースとして使用。そして今年ロサンゼルスエリアの復興を目指しリビエラに帰ってくる。25年の覇者はラドビッグ・アバーグだが一昨年は松山がリビエラで優勝。相性の良いコースで日本のエースが躍動してくれるはずだ。
その4カ月後には全米女子オープンがはじめてリビエラCCで開催される。男子の全米オープンも2031年にリビエラが舞台になるが、前回このコースで全米オープンがおこなわれたのは1948年。ベン・ホーガンが優勝して以来83年ぶりの開催が決まっている。
「ロサンゼルスは世界のエンターテインメントの中心地です。周辺にはハリウッドとビーチ、豊かな文化とグルメがある。これほど素晴らしい舞台はありません」と、主催するUSGA(全米ゴルフ協会)のジョン・ボーデンハイマー選手権最高責任者は胸を張る。
25年の米女子ツアーは29人の優勝者を輩出する異例なシーズンとなり今年は過去最多の15人体制となる日本勢が世界中で注目を集めている。

無冠に終わったネリー・コルダ(左)と世界No.1になったジーノ・ティティクル(右)。日本勢も絡んだ彼女たちの勝負にも目が離せない(PHOTO/エビアン選手権、姉崎正)
そんななか24年に7勝を挙げたネリー・コルダは25年0勝に終わった。21試合連続で優勝を逃し、ジーノ・ティティクルに世界ランク1位の座を譲ったコルダがいつ復活優勝するかも26年女子ゴルフ界の話題の1つだ。
気になるのは西郷真央が昨年優勝した女子のメジャー初戦「シェブロン選手権」(4月23日開幕)の会場が未だに発表されていないこと。
カリフォルニアのミッションヒルズで開催され18番脇のポピーポンド(池)に勝者がダイブすることで有名な名物大会は23年から3年間テキサス州カールトンウッズに舞台を移した。しかしLPGAツアーは会場の変更を発表したものの公式スケジュールにコース名は未定と表示されている。
9月にはアメリカ対インターナショナルのチーム対抗戦プレジデンツカップが米メダイナCCで開催される。今年は日本勢が何人選ばれるかにも注目したい。
