2019年の「エピック フラッシュ」で初めて採用されて以来、進化し続けてきたAI設計のフェース。これまではチタン素材の単一フェースだったが、「クアンタム」ではチタンにポリメッシュとカーボンファイバーを重ね合わせた3層構造の「TRI-FORCE(トライフォース)フェース」を採用。AIと新構造が融合した最先端のドライバーへと進化した。

解説:石野 翔太郎 氏

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チタンを薄くするための3層構造

キャロウェイがAIを使用した製品を初めて市販化したのは2019年の「エピックフラッシュ」だが、この時、AIにインプットしたのは「ボール初速の最大化」「耐久性をクリアする」「ルール適合」の3つの要素だけだった。それがモデルチェンジするたびに進化し、「パラダイム Ai スモーク」ではリアルなスウィングデータが取り込まれるようになり、「エリート」の「Ai 10ⅹFace」ではAIの設計を微細な部分まで反映できたことで、弾道を補正するコントロールポイントが前作の10倍に増加した。

「2026年モデルのドライバーを開発するにあたり、キャロウェイが掲げたテーマは、『SPEED IS EVERYTHING(スピードこそすべて)』。すなわち、さらなるボールスピードの追求でした」と言うのは、日本のキャロウェイで長年クラブ開発に携わってきた石野氏。

「従来のチタンフェースを薄くすれば、たわみを大きくしてボール初速を上げることはできます。しかし、薄さはすでに限界に到達しており、これまで以上に薄くしようとすると様々な問題が出てきてしまいます。そこで今回、キャロウェイが導き出したのがフェースのマルチレイヤー化でした。

ボールがフェースに当たるとき、フェースの表面には圧力(コンプレッション)、裏面には張力(テンション)といったストレスがかかります。チタンは圧力には強いのですが、張力に弱い。そこで張力に強い素材であるカーボンを、ポリマー素材でできたポリメッシュの薄い層を挟んで、重ねることで、それぞれのメリットを生かすことができたんです。

この3層構造の『TRI-FORCEフェース』により、チタン部分は前作『エリート』よりも14%も薄くすることができて、ボールスピードがアップしながらも、ポリメッシュとカーボンのおかげでインパクト時のストレスには従来より17%も強くなりました」(石野氏)

画像: インパクト時にフェースの表面にかかる圧力に強いチタン、裏面にかかる張力に強いカーボンをポリメッシュの薄い層と重ねることで、ボール初速を上げながら強度も高めることができる3層構造の『TRI-FORCEフェース』

インパクト時にフェースの表面にかかる圧力に強いチタン、裏面にかかる張力に強いカーボンをポリメッシュの薄い層と重ねることで、ボール初速を上げながら強度も高めることができる3層構造の『TRI-FORCEフェース』

どこに当たってもスピンのバラつきが少ない

言葉にすると簡単そうに聞こえるが、AIによる試作は5万9280回、インパクトシミュレーションは227万509回と、人の手だけでは絶対にたどり着けない領域での開発だったという。

「チタンを薄くできたことで、インパクトでフェースがたわみやすくなり、AIの力がより発揮できるようになりました。AIが設計したコントロールポイントの弾道補正効果がこれまで以上に大きくなり、フェースのさまざまな場所でボールをヒットしても、スピン量のバラつきが少なくなったんです。例えばトウ寄りでヒットしても、フェースがたわむのでスピンが減りすぎることなく安定した飛距離が得られ、逆にヒール寄りのヒットでも、スピンがかかりすぎることなくボールの吹き上がりを最小限に抑えます。

『クアンタム』には5モデルラインナップされ、それぞれがターゲットとするゴルファーにとって理想的な弾道が得られるようにAIが設計しています。スタンダードモデルの『MAX』と、ボールのつかまりがよく高弾道の『MAX D』は低・深重心でやさしくボールが上がるカーボンクラウン×チタンソールに『TRI-FORCEフェース』。軽量でつかまりがよく高弾道の『MAX FAST』と、プロや上級者向けの『♦♦♦』、『♦♦♦ MAX』は重量配分の自由度を求めてクラウン、ソールともにカーボンを使用した360度カーボンシャーシに『TRI-FORCEフェース』。

この5モデルで、ビギナーや女性から上級者やトッププロまで、すべてのゴルファーをカバーできると考えています。まずは打ってみて、新しい『TRI-FORCEフェース』を体感してほしいです」(石野氏)

画像: チタンを薄くできたからAIフェースの効果を最大限に発揮!

チタンを薄くできたからAIフェースの効果を最大限に発揮!

「クアンタム」には「MAX」「MAX D」「MAX FAST」「♦♦♦」「♦♦♦MAX」の5モデルがラインナップされ、それぞれターゲットとするゴルファーにとって最適な弾道が得られるようにAIがフェースを設計

PHOTO/Tomoya Nomura、Hiroaki Arihara

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