国内女子ツアーから挑戦者が続出している米国女子ツアー、LPGA。すでに日本人のメジャーチャンピオンも誕生しているが、ツアーの裏話、選手たちの知られざる一面をレックス倉本がお届け!
画像: TOTOで話題の「美女プロ」はロシアのエース。 レックス倉本が語るナタリヤ・グセバの凄み

レックス倉本

名古屋GC所属。
高校卒業後、米国にゴルフ留学して、
世界中のツアーを転戦。
解説者に転身後は
現地から情報を発信。
現在はWOWOWやBS10で
LPGAやPGAツアーの解説を担当

2026シーズン期待のナタリヤ・グセバ

2026シーズンに期待する選手としてナタリヤ・グセバを挙げたいと思います。彼女の国籍はロシアですが、LPGAのサイトでは名前の横にある国旗は白の無地。ロシアのウクライナ侵攻により、IOC(国際オリンピック委員会)の規定に従ってLPGAでは国籍を付けず、個人参加の扱いになっているんです。

彼女は2023年にマイアミ大学を2年で中退した後、下部のEOSONツアーに参加して9月に早くも勝利。12月のQシリーズ(最終予選会)を23位タイで突破し、2024年からLPGAツアーに本格参戦。するとルーキーイヤーから活躍し、トップ10入りが6回でCMEランキングも26位。新人賞争いでも4位に入る活躍ながら、ロシア国籍のせいか、あまりメディアに取り上げられませんでした。

しかし、2025年のTOTOジャパンクラシックで上位に入り、日本のゴルフファンの間でにわかに注目を集めました。

画像: 2025年10月のTOTOジャパンクラシックで来日したナタリヤ・グセバ。試合後には京都観光を楽しみ、その様子をインスタグラムにアップしていた

2025年10月のTOTOジャパンクラシックで来日したナタリヤ・グセバ。試合後には京都観光を楽しみ、その様子をインスタグラムにアップしていた

彼女のゲームの長所はボールストライキング。コンパクトながら、しなやかで力強いスウィングで飛距離も出て、アイアンの切れ味も鋭く、ショット力で圧倒するタイプです。173センチの金髪で、試合会場ではひときわ目を引きます。

ロシア国籍初のLPGAメンバーとして活躍中ですが、男子ツアーでは2024年の11月にバハマで行われたバターフィールド・バミューダ選手権でイゴール・エロシェンコ選手がロシア人として初めてマンデー予選を通過して本選出場を果たしています。彼女と同じフロリダを拠点にしてセントラルフロリダ大学でプレーしており、この試合ではグセバがキャディを務めたことでも話題になりました。

国際問題では何かと話題になるロシアの選手ですが、2026年は彼女の豪快なボールストライキングがLPGAで話題になりそうです。ラストネームのグセバをもじってニックネームは「グース(鴨)」。午年ですが、LPGAでは鴨さんが活躍しそうです。

PHOTO/Shinji Osawa
※週刊ゴルフダイジェスト2026年1月27日号より

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