ワイアラエCC(ハワイ州)で開催された2026年PGAツアー初戦、ソニーオープン・イン・ハワイで、クリス・ゴッタラップがツアー3勝目を挙げた。今大会、ゴッタラップが使っていたボールは、優勝の3日後、1月21日に発表されたニュー「ツアーB X」だった。

この優勝で、ゴッタラップの世界ランキングは17位まで上がったが、失礼を承知で言えば、日本ではほぼ無名の米国人選手。その選手がなぜ、ブリヂストンゴルフのツアーBボールを使っていたのか? 気になって調べてみた。

画像: 強風が吹き荒れたソニーオープン・イン・ハワイで優勝したC・ゴッタラップ

強風が吹き荒れたソニーオープン・イン・ハワイで優勝したC・ゴッタラップ

ブリヂストンゴルフのボール開発担当のM氏に聞いてみると、「大学時代、チームメイトに勧められて試したのがきっかけだったようです」という。その言葉を頼りに調べていくと、2023年2月にブリヂストンゴルフ(USA)が発表したプレスリリースに経緯が載っていた。

記事のタイトルは「Long Hitting Chris Gotterup Joins Bridgestone Golf Tour Staff」で、ゴッタラップが同社とボールを契約した際に出たものだ。

「彼はオクラホマ大学ゴルフ部時代に、信頼するチームメイトからブリヂストンゴルフのボールを紹介され、すぐにファンになってくれたようです。プロ入り当時、彼の実力があれば、自分が望むどんなボールも選べる立場にありましたが、その上で、我々のボールを選んでくれました」とは、ブリヂストンゴルフUSAのCEO兼社長 ダン・マーフィ氏による当時の言葉。

ゴッタラップは、大学4年の時、ラトーガス大学(ニュージャージー州)からトップレベルのゴルフ部があるオクラホマ大学(オクラホマ州)へ転校。ここでチームメイトとなったローガン・マカリスターという選手に出会う。マカリスターは、タイガー・ウッズの信奉者でツアーB XSを使っていた。

転校してきたゴッタラップの規格外のパワーを見て、「そのスピードならば、タイガーのボールと同じ構造で、より飛距離に特化したツアーB Xが合うはずだ」と助言したのがきっかけだった。

ゴッタラップは、勧められたツアーB Xを気に入り、エースボールとして使い続けるようになった。2022年にプロ転向した際も、複数のメーカーから契約の打診を受けていたが、契約フリーとして、しばらく自分でツアーB Xを用意してプレーしていたという。この時期に、プエルトリコ・オープン(2022年3月)7位タイ、ジョン・ディア・クラシック(同年6月)4位タイなど好成績を収めて、2023年のブリヂストンゴルフとの正式なボール契約に至った。

ゴッタラップとツアーBの出会いを取り持ったローガン・マカリスターも、プロ入り後にブリヂストンゴルフとボール契約、昨年、コーン・フェリー・ツアーで勝利を挙げている。

ゴッタラップとブリヂストンゴルフとの関係はボールだけに止まらず、アイアンも同社の220MBというマッスルバックを現在愛用中。ドライバー(ピンG440 LSTを使用)の飛距離は、319.6ヤード(ソニーOP終了時)という飛ばし屋。今後、日本で一層注目される選手のひとりになりそうだ。

画像: ゴッタラップのウイニングパット。ボールはニューツアー B X、パターはスパイダー ツアーXだ

ゴッタラップのウイニングパット。ボールはニューツアー B X、パターはスパイダー ツアーXだ

「ドライバーは僕の最大の武器であり、飛距離が大事。このボールは直進性と安定感が良く、今回の優勝も、ニュー ツアーB Xのボールでなければ達成できなかったとも思う。これからもこのボールでプレーしていくのが楽しみです」とは優勝直後のゴッタラップの言葉だ。

PHOTO/Yoshinori Iwamoto

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