
山田 大晟‐Taisei Yamada 1995年東京生まれ。相模原ゴルフクラブ所属
GD 昨シーズンを振り返っていかがでしたか?
山田 色々初めてづくしで、春先はちょっと状態が良くなくて、ショットがしっくりきていない状況の中で、それでも試合に出ないといけないという感じでした。その時は必死でしたけど、今思えばもう少し上手く乗り越えられていたらなと思う部分ですね。
GD そういう手探りをしながらやることも初めての感じだったんですか?
山田 そうですね。夏場にかけて段々良くなっていく感じもあったんですけど、1年を通していえば本当にいろんな経験をして、いい勉強もできたと思います。結果は二の次というか、どうでもいいという意味ではないですが、振り返ってこの1年が良かったと思えるようにしたいし、本当に自分のゴルフ人生の中でもかなりの収穫があった年だったと思っています。
GD 宮里優作さんとは一緒に練習したりアドバイスももらっているようですが、同じレギュラーという舞台に立って感じたことはありますか?
山田 4日間やらないと何も始まらない。ACNツアーもですけど3日間やらないと何も始まらない。そのためのペース配分なんかは優作さんと回っていてすごく勉強させられた部分ですね。初日、2日、ましてや初日のフロントナインなんかはこんな感じでいいんだよって言われました。もっと幅を広げてみれば試合の週の月曜、火曜なんかは全くギアを上げないというか、ほんとこんな感じでいいんだというテンションなんです。結局は最終日のバックナインでどれだけ上を狙える位置にいるのか、要はそこが重要なわけでそのための組み立てが大事なんだと話をしてもらいました。
GD 今年はACNツアーにも出場することになりますが、そういう経験を経て2年前とはまた違った戦い方ができるかもしれませんね?
山田 そうですね。4日間と3日間の違いは確かにあると思います。チャレンジの3日間って結構あっという間なんですけど、レギュラーの4日間は4日目の最後にストロングフィニッシュというか、いい状態で4日目を終われるか。強い選手はそこでしっかり順位を上げて終わっているので、そういう選手が強い選手の証だと思うので、そのあたりを自分なりに今年は活かせればなと思っています。

試合は最終日まで戦わないと何も始まらない
GD そもそも、ゴルフを始めたのはいつ頃なんですか?
山田 ゴルフに触れたのは幼稚園の年長とか小学校の1年生くらいだったと思います。2007年に今の所属先の相模原GCで日本オープンが開催されて、それを見に行ったんです。11歳くらいだったと思うんですが、その時に谷口(徹)さんが優勝したんですけど、それがすごい輝いて見えたのを覚えています。谷口さんが輝いて見えたのかどうかはわからないですけどって谷口さんに話したら「そこは俺って言っとけばええやろぉ」って言われましたけど(笑)。でもそれがきっかけでプロになりたいなと思いました。遼くんが初優勝した年か次の年の日本オープンだったので本当にすごいギャラリーでした。
GD 中学、高校は?
山田 中学も高校も公立でしたが、高校にはゴルフ部があったんです。
GD 大学は専修大学ですよね?
山田 はい。ありがたいことに色々と声をかけていただいていたんですけど、堀川未来夢さんは同じ神奈川県ということで知っていたので、日大に来いよっていってもらったりしていたんですけど、そのタイミングで小浦(和也)さんと同じ組で回ることがあって。小浦さんとは4年と1年になるので実際は1年しか被らないんですけど、それでもしっかり面倒見るからと言われて、それで決めたというのを覚えています。そして、大学4年の時にQTを受け、プロ転向しました。
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所属する相模原ゴルフクラブでは山田選手を応援するクラウドファンディングのようなものが立ち上がっています。メンバーさんからも本当に可愛がられており、宮里優作プロとの交友関係もそうですが、何か人を惹きつける魅力がある選手です。昨年のレギュラーツアーでは悔しい思いもしたと思いますが、その経験を糧に今年はまた違った姿を見せてくれるはずです。悲願のツアー初優勝に向けて邁進する山田選手にご注目ください。
文/出島正登


