気分転換で出場したアジアンツアーで海外初優勝。「いつか行きたい」と憧れていた世界の舞台への切符を手繰り寄せた。「棚ぼた」と本人は言うが、勝負の世界にまぐれはない。週刊ゴルフダイジェスト2月10日号では、世界に挑む浅地プロの今の心境に迫った。「みんなのゴルフダイジェスト」でもその一部をご紹介。
画像: 「気分転換」からLIV参戦へ。浅地洋佑が語る“想定外”の海外切符

あさじ・ようすけ
1993年5月生まれ。東京都出身。タイガー・ウッズがきっかけで6歳からゴルフを始める。杉並学院高校2年生時にダイヤモンドカップで2位になり、翌年の2011年にプロ転向。2019年にダイヤモンドカップでツアー初優勝。昨年は5月の中日クラウンズで優勝し、並行して出場したアジアンツアーのインターナショナルシリーズでポイントランキング2位となり、今季からLIVゴルフに参戦する

GD まずはLIVゴルフリーグへの出場権獲得おめでとうございます。もちろん今季はLIVゴルフが中心になる予定ですよね?

浅地 はい。とりあえずLIVゴルフへは全試合出場する予定で、そのほかの試合はスケジュールを見ながらの出場になります。移動がかなり大変になると思いますが、それも含めて楽しみにしています。

GD 海外への挑戦というのはご自身のなかでどれくらいの熱量を持たれていたんですか?

浅地 海外でやりたいという気持ちは昔からありました。石川(遼)先輩や松山(英樹)さん、あとは川村(昌弘)さんら、いわゆる同世代の選手がPGAツアーやDPワールドツアーに挑戦して活躍している姿を見ながら、自分もいずれはという気持ちはありました。

画像: 「正直なところ、LIVゴルフを狙っていたわけではないです」

「正直なところ、LIVゴルフを狙っていたわけではないです」

GD 「いずれは」と表現するのは、まだ何か足りないものがあると感じていたからですか?

浅地 足りないものがあるとは思います。ただ、石川先輩や松山さん、川村さんだけではないですが、海外で戦うには、何かを捨てて行く覚悟が必要だと思うんです。何がなんでも向こうでやるぞという覚悟も自信もなかったというのが本音です。今は違いますが、日本でやっていても年間25試合くらいはあるわけで、そこで優勝や優勝争いをしていればある程度は稼げるので、それでいいかと思っていた時期も正直ありました。

GD 覚悟を決めるという意味では昨年のシンガポールでの優勝は大きな意味を持つのでは?

浅地 そうですね。まさか勝てるとは思っていませんでしたが、あの優勝があって、LIVゴルフへの道が開けましたから。

GD 国内ツアーのシーズン中にアジアンツアーへ出場したのは、中日クラウンズで優勝して、気持ち的に余裕があったからですか?

浅地 余裕なんてなかったですよ。2024年からスウィング改造に取り組んで、2025年の初めにはいい感じに仕上がってきてはいました。コーチ(植村啓太)からもいつでも勝てる状態だと言われていましたし、そこそこできる自信もありました。中日クラウンズまでは、想定通りというかいい感じではできていたんです。賞金ランキングでも3位以内に入ってDPワールドツアーに出たいとも思っていました。そこは当初の目標でもあったので、夏場くらいまではある程度順調と言える感じだったんです。ただ、そのあたりから予選落ちが続いて、本当に上手くいかなくなり、なんなら自分のゴルフ人生で一番悪いんじゃないかっていうくらいゴルフが悪くなってしまったんです。

画像: アジアンツアー最終戦後、LIVの出場権を獲得した浅地

アジアンツアー最終戦後、LIVの出場権を獲得した浅地

GD すると何か復調のきっかけを探すためにアジアンツアーに出場した感じですか?

浅地 そうですね。探しにというか、本当気分転換になればという半分気楽な部分もありました。

GD そうしたらいきなりフィリピンでのインターナショナルシリーズで2位でしたね。

浅地 フィリピンでの2位で久々に自信を取り戻せた感覚がありました。2位に入ったことで一気にランキングも上がって(アジアンツアーの)シード権を確定させることができたので、そこは何より嬉しかったですね。

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「気分転換」のつもりが、まさかのLIV行きへ。後編では、世界への切符を手にした瞬間の本音や、ミケルソンらスター選手への思い、そして「一生分稼ぐ」と言い切る壮大な野望を激白。世界へ挑む浅地プロの覚悟に迫る。

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PHOTO/Yasuo Masuda 
TEXT/Masato Ideshima 
THANKS/千葉カントリークラブ川間コース

週刊ゴルフダイジェスト2月10日号より一部抜粋

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