今週は、ウエストコーストスウィングの第2戦「ファーマーズ・インシュランス・オープン」が名門・トーリーパインズゴルフコースで開催される。昨年はハリス・イングリッシュが優勝を飾った今大会で今年注目したい選手は、サム・スティーブンスだ。本大会を配信するU-NEXTが、丸山茂樹プロとの名コンビでお馴染み・杉ちゃんこと杉澤伸章キャディにサム・スティーブンスの魅力を詳しく聞き、「みんなのゴルフダイジェスト」に寄稿してもらった。今週はスティーブンスの現在地を紐解いていこう!
画像: 日本で開催された「ベイカレント C レクサス」にも参戦したサム・スティーブンス(写真は25年ベイカレント C レクサスの初日、撮影/岡沢裕行)

日本で開催された「ベイカレント C レクサス」にも参戦したサム・スティーブンス(写真は25年ベイカレント C レクサスの初日、撮影/岡沢裕行)

昨年、この地で2位という好成績を収めたサム・スティーブンスに、今年も熱い視線が注がれている。

「ジ・アメリカン・エキスプレスでも6位タイに入るなど、非常に好調です。この大会がPGAツアー参戦101回目になりますが、これまで予選通過75回(75%!)という数字が、彼の安定感を物語っています。未勝利ではありますが、昨年はトップ3に3回入っており、初優勝に最も近い選手の一人と言えるでしょう」(以下、杉澤)

【動画】サム・スティーブンスの25年RSMクラシックのホールインワン【PGAツアー公式YouTube】

画像1: SURPRISE ACE for Sam Stevens www.youtube.com

SURPRISE ACE for Sam Stevens

www.youtube.com

サム・スティーブンスは、3世代に渡ってプロゴルファーという珍しい家系に生まれた。

「彼の祖父ジョニー(PGAツアー30回出場)、父チャーリー(コーンフェリーツアー2回出場)、そしてサム自身も含めた3人ともが『カンザスアマチュア選手権』を制覇しています。母と姉はテニスの名プレーヤーという、まさにスポーツ一家です」

彼の最大の武器は、何と言ってもスクランブリングだ。

「26年シーズンはまだ始まったばかりですので、25年のスタッツを参照しますと、スクランブリング(パーオンしなかったホールでパー以上の成績でホールアウトする確率)が62.25%(全体35位)という数字が示すように、彼はグリーンを外してもパーをセーブする能力に長けています。昨シーズンは25回のチップインを記録しています。ボギーが少ないため、予選落ちも少なく、安定したスコアメイクが可能です。さらに安定感が増せば、調子が良い時にどんどん成績を伸ばしていくことができるでしょう」

名門オクラホマ州立大学出身で、ビクトール・ホブラン、マシュー・ウルフといった世界的名選手とチームメイトだったサム・スティーブンス。

「大学時代は華々しさもありましたが、プロになってからはなかなか芽が出ませんでした。ビクトール・ホブランとマシュー・ウルフの2人がかなり早い段階で成績を残す一方で、彼はPGAツアーの3部ツアーであるPGA・オブ・ラテンアメリカで腕を磨き、下積みを長く経験しました。2021年11月、コーンフェリーツアーのQTで5位タイに入り、コーンフェリーツアーの権利を獲得しました。そして2022年はコーンフェリーツアーに参戦し、その後、PGAツアー参戦の権利を獲得しました」

『ツアー屈指の練習の虫』と評されるサム・スティーブンス。そのストイックな姿勢は、ゴルフ仲間も認めるところだ。

「彼のゴルフに対するストイックな姿勢は、仲間内でも『練習の虫』として知られています。サムほどボールを打つ選手はいないと言われています。本人も、直感よりも積み重ねを信じるタイプで、ボールを打っていれば何か見つかると信じてボールを打ち続けているそうです」

そんな彼に意外な一面もある。

「実は料理が趣味で、遠征中でも自炊を楽しむそうです。ちなみに、彼の誕生日は7月4日。アメリカの独立記念日に生まれたというのも、何か“持っている”男であることを感じさせます」

PGAツアーに昇格した時にお願いしたキャディは、小学校2年生からの親友ウィルだ。

「ウィルは子供の頃から、いつかサムはPGAツアーで活躍すると冗談半分で言っていたそうです。ウィルは金融業界で働いていましたが、サムの熱い誘いからキャディへ転職しました」

昨年2位という好成績を収めたトーリーパインズで、サム・スティーブンスがどのような活躍を見せるのか、ぜひ彼の熱いプレーを見届けよう。

U-NEXT 木村真希


This article is a sponsored article by
''.