
オクラホマ・クリスチャン大学に在学当時3度のオールアメリカンに選出されたプルチーニ
アルゼンチンのマテオ・プルチーニとベネズエラのビルジリオ・パス・パルデスが首位に並びプレーオフになった。サドンデス2ホール目でパーをセーブしたプルチーニが優勝を飾り、15年に始まった大会で25歳での勝利は史上最年長だった。
「緊張しましたが楽しもう、笑おうと努力しました。この試合に出ると決まったときから優勝を夢見てきました。出るだけでもチャンスを生かせたんだから最後はもう楽しんじゃおう、と(笑)」
アルゼンチン勢3人目のLAACチャンピオンとなった彼は、母国で優秀な戦績を収め米オクラホマ・クリスチャン大学に留学。ゴルフ部で活躍したがアマチュア世界ランクは161位が最高、と決して若手有望選手ではなかった。
しかしラウンド中の作戦は緻密だった。緊迫した場面でルーティンに時間をかけるとミスが出ることを知る彼は、ウィニングパットも普段通りのルーティンであっという間に打った。余計なことを考える余地を自分に与えなかったのだ。その作戦が功を奏しクラッチパットを決めた彼をアルゼンチンの仲間がウォーターシャワーで祝福。その光景を笑顔で見守ったオーガスタナショナルのフレッド・リドリー会長の前でプルチーニはトロフィにキスをした。
3カ月後、2人はマスターズの舞台で顔を合わせることになる。昨年LAACで優勝したケイマン諸島出身のジャスティン・ヘイスティングスは全米オープンでローアマに輝いた。
過去の優勝者にはホアキン・ニーマンもおり、松山英樹が2度勝っているアジアパシフィックアマ同様にレベルは高い。今後プルチーニがプロの世界に飛び込むのかは不明だが、アルゼンチンにはメジャー2勝、PGAツアーチャンピオンズでもメジャー2勝を誇るアンヘル・カブレラがいる。後を継ぐのは彼か?
※週刊ゴルフダイジェスト2026年2月10日号「バック9」より
