クリス・ゴタラップに並ばれて挑んだプレーオフ1ホール目。松山はティーショットのスウィング途中動作を止め打つのをやめた。
その様子にCBSの放送ではアナウンサーが「ワオ! 信じられない。まるでタイガーだ。トップまでクラブを上げながらダウンスウィングを止めたんだから」と声を張り上げた。
テレビ中継ではなにが起きたのか分からなかったがその場面を別の角度から撮影していたファンがいた。見ると誰かが松山のスウィング中に物音を立てたのがわかる。
【動画】松山に起こったプレーオフでの悲劇を多角アングルでチェック【ギャラリーXより】
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x.comアナウンサーが「まさにタイガー」と叫んだのは全盛期に彼もよくカメラのシャッター音に反応しバックスウィングの途中で打つのを止めるシーンが多かったから。
報道によると今回の松山のケースは大会スタッフ(ボランティア)がまさに彼がダウンスウィングに入ろうとした瞬間、誤って椅子を落としたのだという。
なぜそのタイミングで?
仕切り直して打ったショットは左へ。打球は観客席のポールに当たって跳ね返り水面に落ちた。雑音に邪魔されたティーショットに続き2度目の不運。
【動画】松山 vs ゴッタラップのプレーオフ全ショット【PGAツアー公式YouTube】
Chris Gotterup claims FOURTH PGA TOUR title in playoff | Highlights | WM Phoenix Open | 2026
www.youtube.com結局ゴタラップがフェアウェイからのセカンドショットを7.5メートルに寄せ、それを決めてバーディ奪取。開幕戦のソニーオープン・イン・ハワイに続く今季2勝目を挙げた。
松山の身に降りかかった不運に「なぜ椅子を動かすのか? ボールを打つまで待てないのか? 信じられない」 「(椅子を落としたのは)ゴタラップに賭けてた人だな」など海外のファンも同情しきり。
当の本人はショットが不調だったこともあり「プレーオフは一番避けたかった」といい「(評価は)できません。負けたんで」とショックを隠しきれなかった。
惜敗の経験を「次のチャンスに活かしたい」と前を向いた。

久常涼とともに火曜の練習ラウンドを回った松山英樹(撮影/岩本芳弘)
松山は今週開幕のシグネチャーイベント「AT&T ペブルビーチプロアマ」に参戦。火曜日の練習日には、今大会が初のシグネチャーイベント出場となる後輩・久常涼とラウンドし、リラックスした表情を見せていた。
24年大会は71位、25年大会は48位で、大会のベストスコアは「69」と得意ではないコースだが、初日、2日目は世界ランク1位スコッティ・シェフラーと同組が決定。これは主催者側からの期待の表れととらえていいだろう。再び松山英樹の底力を期待したい。
※2026年2月11日12時10分、一部加筆修正しました。

