国産クラブメーカーの老舗、ヤマハが6月末をもってゴルフ用品事業から撤退することを発表した。
画像: ヤマハの真骨頂とも言える打感の良さが光ったインプレスV。プロやトップアマから絶大な支持を集めた

ヤマハの真骨頂とも言える打感の良さが光ったインプレスV。プロやトップアマから絶大な支持を集めた

ヤマハは1887年に日本楽器製造株式会社として会社を設立。1982年からゴルフ用品事業へ参入し、1982年に世界初のカーボンコンポジットヘッド「SF-300/EF-200」を発表。クラブ業界に革新的なデビューを果たした。1996年には打感のよさを追求した「POWER MAGIC(パワーマジック)」を発売し、1997年のサントリーオープンでこのクラブを使用した藤田寛之がプロ初優勝を飾った。以降、藤田寛之をはじめ、谷口徹や今平周吾の賞金王クラブとして大きな話題を集めた。

また、2017年からクラブ契約をした有村智恵も2018年のサマンサタバサ・レディースで6年ぶりにツアー優勝するなど大きな話題を呼んだ。今回のゴルフ用品事業の撤退理由としては、海外ブランドを中心とした競争の激化、為替変動や原材料費の上昇による収益構造の悪化に加え、主要市場におけるゴルフ人口の減少や需要の変動など、全体の中長期的な成長戦略や資本効率の観点から判断したという。

ヤマハのクラブについて、フィッターの鹿又芳典氏は「ヤマハがゴルフ用品事業から撤退するのは残念ですね。私が印象に残っているクラブはパワーマジックとUD+2。ヤマハは常に革新的な技術を使い新しいクラブ作りを続けてきた印象があります。パワーマジックの飛びはセンセーショナルでしたし、UD+2は"飛び系アイアン"というジャンルを一般のゴルファーに根付かせました。中上級者がシニアになっても使い続けられるとして名器とも言われたインプレスVもそう。アマチュアがゴルフを心底楽しむためのクラブ作りがヤマハの魅力だったと思います」。

ゴルフ用品の国内販売店への出荷は、6月末日をもって終了する予定。ただ、事業終了後も既存製品を使用しているユーザーへのアフターサービスおよび修理・問い合わせ等の対応については、所定の保証期間内は継続して行っていく。

※週刊ゴルフダイジェスト2026年2月24日号「バック9」より


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