
ジュニアの間でもエイムポイントを行う選手が多かった(PHOTO/Getty Images)
オーガスタで行われる恒例のジュニア競技、ドライブ・チップ&パットにおいて、プロの間で人気だがどうしても時間がかかるエイムポイント(グリーンの傾斜を読む方法)を使う選手が昨年は複数いた。
「選手たちは距離がわかっているのに長い時間をかけてエイムポイントを行っていました。何らかの時間制限が必要です」とオーガスタナショナルのリドリー会長が指摘した。
マスターズの本番まで2カ月となった1月末、マスターズ、全米ゴルフ協会、全米プロゴルフ協会が主催するドライブ・チップ&パットで、プレーのペースに関わる新ルールが発表された。具体的には「プレーペースボーナス」を導入し、1ショットを40秒以内に終えることで最大3ポイントのボーナスポイントが加算されるというものだ。
全米各地の予選を勝ち抜いた7歳から15歳までの男女80名がオーガスタで決勝戦をプレーするのだが、ドライブ・チップ・パットが2打ずつ、計6打の累計ポイントで競われる。今回の新ルールで6打すべてが規定時間内なら3ポイント加算される。それぞれ専任の担当官がスキルの採点と各ショットの正確な時間を計測。リーダーボードには時間以内ならチェックマーク、時間外は×が表示される。
もちろんマスターズでこのルールは採用されない。しかしジュニアのお手本であるべきプロがふさわしい姿を見せてこそ未来のゴルファーが育つ。プロも自主的にスロープレーについて考えるべきだろう。
マスターズの共同創始者であるボビー・ジョーンズは、技術だけでなくプレーのペースも素晴らしかった。軽くワッグルしたらすぐに打つ。毎ショット同じペースでグリーン上では複数の角度からラインを読まず初見のイメージでパットを打った。彼の全盛期から約1世紀たったいま「プレーのペースはゴルフの最優先事項です」とリドリー会長は強調する。
※週刊ゴルフダイジェスト26年3月3・10日合併号「バック9」より
