「誇りを持てる現場」にと、キャディウェアを刷新したゴルフ場がある。
画像: 天野山CCのキャディウェア

天野山CCのキャディウェア

大阪府河内長野市にある天野山CC。同CCは開場から60年を迎えた節目にキャディウェアを一新。このリニューアルは単なる制服変更ではなく、人手不足が深刻化するなかで、若い世代に働きたいとチョイスされる職場であること、そして、現在働くキャディが自分の仕事に誇りを持てる環境をつくることを目的として実施したという。

「どのような職場であれば長く働いてもらえるのか、それを見つめ直してきて、着目したのが毎日身にまとうキャディウェアの存在です。制服は業務場の装いであると同時に自己肯定感、来場者に与える印象のうえで重要な要素。かっこいい、自分の仕事を誇れる、そう感じられるウェアであることが働く人のモチベーション、若年層への訴求につながると考え、今回のウェアリニューアルに至りました」(同CC副支配人、池祐一郎氏)

ゴルフ場経営コンサルタントの菊地英樹氏も「ユニフォームはリクルートのための重要な要素だと考えます。ほんとに今の若い人は応募してこないですから。デザイン性の高いユニフォームなら、もしかしたら振り向いてくれるかもしれません。それでいうならいくら製作にコストがかかるといっても安いものだと思いますよ」と話す。

制服文化についてファッションディレクターの石津塁氏は次のように語る。

「制服は元々軍服から始まりました。一体感と連帯感を持ち、同じ方向を向くという点が制服を着る文化の始まりです。私もあるゴルフ場のキャディの制服を頼まれて作ったことがあるのですが、今は押し付けや強制はできないし、コンプライアンスのもと、多様性を認めなければならない時代。制服のリニューアル、うまくいくことを願っています」

「スポーツウェアに求められる機能性とワークシーンに必要な造形・設計力が融合したウェアが完成した」と池氏。たかがウェア、されどウェアといったところだろう。

※週刊ゴルフダイジェスト26年3月3・10日合併号「バック9」より


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