予約キャンセル料の請求・回収は、多くのゴルフ場にとって悩ましい問題の一つだが、それらの業務を自動化するシステム「Payn(ペイン)」がいま急速に普及している。
画像: 予約キャンセル料の請求・回収システムを導入している有馬CC

予約キャンセル料の請求・回収システムを導入している有馬CC

兵庫県の有馬CCは同システムを24年9月に導入、25年1月から運用を開始した。ちょうど1年が経ち、運用してみた感触はどうだろうか?

同CCの谷光高社長に聞いた。

「Paynの導入決定から運用開始まで4カ月かけたのはキャンセルポリシーを周知徹底するためでした。当ゴルフ場は60年の歴史がある会員制コースですが、バブル崩壊後の約20年間、キャンセル料を徴収していません。メンバーの個人情報は把握してますが電話一本で予約してくるビジターからは徴収しにくいという事情があったのです」

だが、Paynシステムはオンラインを活用して携帯電話、SMS、メールへの請求が容易にでき、住所がわかれば郵送も可能で、それらの業務をすべて自動化。スタッフは来場者の情報を入力する簡単な操作だけだという。

「昨年1年間のキャンセル料の回収率は70%。残りはインバウンドのお客様などで、私たちが思っていたよりも、何も言わずに払ってくれるお客様がほとんどでした」

同時にゴルフ場側が思ってもみなかった効果があった。

「これまで直前が多かったキャンセルの連絡が早く入るようになり、予約の精度が上がりました。使わない枠は他の人に譲るという当たり前の意識が予約する側にも根付いてきたような気がします」

現在、有馬CCではメンバーからのキャンセルフィーは徴収していない。それをどうするかが今後の課題とか。ゴルフ業界全体でみると、これまでルールが曖昧なまま放置してきたキャンセル料の請求・回収問題。ここが解決すると、ゴネ得がなくなると同時に、航空業界のように事前入金による早割りなど、多様な予約システムの導入につながる可能性も。ゴルファーも恩恵を得られればウィンウィンになるはずだ。

※週刊ゴルフダイジェスト26年3月3・10日合併号「バック9」より


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