
3位タイにつけて週末に向かうマキロイ(左)とギリギリ予選通過したシェフラー(右)(PHOTO/Getty Images)
執念の「68試合連続予選通過」と“寝かせた”パット

2日目の最終18番をパーで切り抜けガッツポーズを見せるシェフラー(PHOTO/Getty Images)
初日のサスペンデッド時点では最下位(71位タイ)という信じられない位置に沈んでいたスコッティ・シェフラー。しかし、絶対王者はただでは崩れない。再開後のプレーで盛り返して迎えた2日目、3アンダーの「68」と意地の巻き返しを見せ、通算イーブンパーの42位タイでホールアウト。見事にカットライン(イーブンパー)上での予選通過を果たした。
これにより、シェフラーは「68試合連続予選通過」。今年1月の「ファーマーズインシュランスオープン」でザンダー・シャウフェレがカットラインに1打足りず予選落ちを喫したため、継続中の予選通過記録としてはシェフラーが最長に。ちなみに、最後に彼が週末のプレーを逃したのは、なんと2022年のフェデックス・セントジュード選手権まで遡る。
【動画】18番入れごろ外しごろのパーパットを沈め、静かに、しかし力強くガッツポーズをするシェフラー【PGAツアー公式X】
@PGATOUR post on X
x.comこの劇的な予選通過の裏には、彼ならではの冷静な判断があった。初日が日没サスペンデッドになった際、彼には短いパットが残されていたが、あえて打たずに翌朝に持ち越す決断を下したのだ。
「昨日は何も入らなかったからね。一晩寝て、フレッシュなグリーンで打ちたかったんだ」
この戦略が見事に奏功し、翌朝のパットをしっかり沈めて悪い流れを断ち切ったことが、2日目のアンダーパー、そして大記録の更新へとつながった。
ちなみに、中継カメラにたびたび映り、ファンの間で「何を食べているんだ?」と話題になっていた銀紙包みのサンドイッチの中身は「ブレックファスト・ブリトー(朝食ブリトー)」だったという小ネタも判明。エネルギー補給もばっちりで、週末のさらなる巻き返しに期待がかかる。
マキロイは“自己ベスト”で首位と1打差へ

仲のいいトミー・フリートウッドと2日間同組。3位タイで週末に向かうマキロイ(PHOTO/Getty Images)
一方、優勝争いのど真ん中に浮上してきたのがローリー・マキロイだ。初日の好発進から勢いをそのままに、この日は11番でのイーグルを含むボギーフリーの「65」をマーク。通算11アンダーまでスコアを伸ばし、単独3位へと駆け上がった。
【動画】ゴルフが簡単に見えるマキロイの11番イーグルを振り返る【PGAツアー公式X】
@PGATOUR post on X
x.comこの「11アンダー」というスコアは、ジェネシス招待におけるマキロイ自身の36ホール最少スコア(これまでは2019年と2020年の7アンダー)を大きく更新するものだ。「ボギーなしはいつだって気分がいい。バックナインのパー5もしっかり生かせたし、全体的にとても満足しているよ」と語るマキロイ。絶好調のショットと落ち着いたゲーム運びを武器に、今季PGAツアー初勝利へ向けて視界は良好だ。
首位には伏兵2人が並ぶ展開
そんなマキロイを1打差で抑え、通算12アンダーで首位タイに立っているのはPGAツアー未勝利の2人だ。昨年DPワールドツアーで大ブレークしたマルコ・ペンジと、初日から好位置につけていたジェイコブ・ブリッジマン。2人ともこの日「64」のビッグスコアを叩き出し、リーダーボードの頂点に立っている。
週末のリビエラCC。勢いに乗る若手たちがこのまま逃げ切るのか、それともマキロイが王者のゴルフで逆転するのか。そして、息を吹き返したシェフラーがどこまで順位を上げてくるのか。見どころ満載のムービングデーから目が離せない。
