ハナ・グリーンが掴んだ栄冠

優勝後のハナ・グリーン(PHOTO/Getty Images)
サンデーバックナインの主役はハナ・グリーンだった。冷静沈着なプレーを継続し、最終日も69をマーク。通算14アンダーまでスコアを伸ばし、追いすがる後続を振り切って自身大会2勝目を手にした。
「最後は本当に緊張したが、夫であるキャディと対話しながら集中力を保った」と、実に500日ぶりとなる勝利の味を噛み締めたグリーン。一方、同じく首位タイでスタートしたミンジー・リーはスコアを伸ばせず、エンジェル・インらと同じ11アンダーの3位タイで終わった。
2位は6位から出たオーストン・キム。中盤にショットの乱れから苦しい展開を強いられたが、通算13アンダーでフィニッシュし、次戦への手応えを口にした。
日本勢が猛チャージ。岩井明愛、竹田麗央がトップ10入り
日本勢で最も大きなチャージを見せたのは岩井明愛。首位と8打差の20位タイからスタートすると、6バーディ2ボギーの68で、通算7アンダーとし、12ランクアップの8位タイでフィニッシュ。持ち前の攻撃的なゴルフが、最終日に完璧な形で結実した。
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www.youtube.com竹田麗央も、最終日を71と着実にまとめ、岩井明愛と同じく8位タイに食い込んだ。4日間を通して安定した飛距離とショットの精度を見せつけ、世界を相手に堂々たる戦いぶりを披露。さらに、山下美夢有が、最終日を3バーディ、1ボギーの70でホールアウト。通算6アンダーの10位タイと、粘り強さを見せた。
混沌のリーダーボード。意地を見せた各選手
その他の日本勢も、最終日に執念を見せている。岩井千怜は5バーディノーボギーでこの日のベストスコア67を叩き出し、28ランクアップの21位タイへ急浮上し、西郷真央、古江彩佳も同じ通算4アンダーの同順位で並んだ。勝みなみは通算2アンダーの31位タイ、馬場咲希は通算1アンダーの34位タイ、吉田優利は通算1オーバーの47位タイで過酷な4日間を終えた。
また、体調不良による入院を経て強行出場したチャーリー・ハルは、最終日も69と伸ばして10位タイ。満身創痍ながらも、「ここでプレーすることに意味があった」と語る不屈の精神に、ギャラリーからは惜しみない拍手が送られた。
ハナ・グリーンの勝負強さと、好調の日本勢。次週以降のアジアシリーズでも、彼女たちが主役となる場面は多そうだ。

