強風を切り裂く古江彩佳のマネジメント

4打差の4位タイに浮上した古江彩佳(写真は25年富士通レディース、撮影/岡沢裕行)
この日、日本勢の先陣を切ってスコアを伸ばし、主役の座に躍り出たのが古江彩佳だ。1番からスタートした古江は、14番まで2バーディ・2ボギーとイーブンの成績。ショット自体の調子もそれほど良くなく、手を放す場面が何度か見られた。しかし、それでもメジャーチャンピオンで、昨年のこの大会で3位に入る古江はここからが違う。
15番、16番、17番と3連続バーディでリーダーボードを一気に駆け上がり、首位と4打差の4位タイの7アンダーまでスコアを伸ばした。
今自分にできる最善のプレーにフォーカスする古江のクレバーなゴルフ力が見事に発揮された。
竹田、渋野、西村らが予選通過。笹生も週末へ
古江だけではない。ディフェンディングチャンピオンである竹田麗央は、2日目、2番でボギーが先行するものの、続く3番から6番まで4連続バーディで上位をうかがえるポジションへ浮上。このままいくかと思えたが、後半は3バーディ・4ボギーと乱調。結果的に、「70」でプレーし、通算3アンダーの16位タイへと順位を上げたが、後半が悔やまれた。
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x.comそのほか、日本人ルーキーの原英莉花は2アンダーの23位タイ、櫻井心那は1アンダーの28位タイで決勝ラウンドに駒を進めた。
初日出遅れた渋野日向子も、この日は「70」と意地のプレーを見せ、通算イーブンパーの35位タイに浮上。西村優菜も「69」をマークして通算2オーバーの49位タイにつけた。
今回の予選カットラインは4オーバーになり、初日「75」と苦しんだ笹生優花は2日目を「72」で耐え抜き、通算3オーバーの55位タイで辛くも決勝ラウンドへ進出した。この試合が26年LPGAツアー初戦となる原、櫻井、渋野、西村を含む7人が予選通過した。
イ・ミヒャンが単独首位、地元・中国のリュウ・ユーが猛追
上位陣では、韓国のベテラン、イ・ミヒャンが「66」をマークし、通算11アンダーで単独首位に立っている。イ・ミヒャンは「風によってコースが全く違う顔を見せるので、よりスマートにプレーする必要がある」と語り、風を味方につけたクレバーなゴルフを展開した。また、地元・中国のリュウ・ユーも「66」の猛チャージを見せ、通算10アンダーの単独2位へと浮上し会場を沸かせている。
海風が吹き荒れ、起伏の激しいグリーンが選手を悩ませるブルーベイ。しかし、タフなコンディションになればなるほど、日本勢の緻密な技術の高さとメンタルの強さが際立ってくるはず。スコアが大きく動く「ムービングデー」となる3日目、古江をはじめとする日本勢が首位との差をどう詰めていくのか。中国の地で極限のサバイバルレースを演じるなでしこたちの週末から、一瞬たりとも目が離せない。
