
プロ4年目の皆吉愛寿香が6アンダー5位タイに浮上(撮影/岡沢裕行)
30グラム台の"かるやわ"シャフトで飛距離アップ

ピンG440LSTのヘッドに装着したマミヤの「ATTAS SPEED」
この日の皆吉は、強い風の中で耐える時間が続いた。前半をすべてパーでしのぎ、後半10番でボギーを叩いたが、17番(パー4)と18番(パー5)で連続バーディを奪い、スコアを一つ伸ばしてホールアウトした。
皆吉は「17番はピンの手前につきました。(パー5の)18番で取って、パープレーで上がれたらいいなという気持ちでいたんですけど、まさか17番も取れて。本当にいい終わり方ができました」と振り返った。粘り強いゴルフについては「ずっと前半も耐えて耐えてという感じで、パーを拾っていく感じでした」と語った。
昨季、ステップ・アップ・ツアーで初優勝を飾り、ランキング2位の資格で今季前半戦の出場権をつかんだ皆吉だが、ドライバーショットの飛距離が落ちていた。
「去年まではずっとドライバーの不調で悩んでいました。でも、シャフトを変えてから飛距離が戻ってきて、そこからゴルフがつながっているなと感じます」
以前は硬いシャフトを使用していたが、現在は「フレックス(硬さ)の表記がないような、すごく軟らかい」USTマミヤの「ATTAS SPEED」に変更したという。ピン「G440 LST」のヘッドに装着した30グラム台の”かるやわ”シャフトでスウィングのタイミングが合うようになり、飛距離を10ヤード以上取り戻すことができた。「アイアンショットが得意なので、ドライバーがちゃんと当たるようになって、得意なアイアンを持てる距離まで飛ばせているのが大きいです」と、自身の武器を活かせる状況を作った。
レギュラーツアーの大会コースを”予習”
初めての開幕戦で気後れせずにプレーできている背景には、"予習"がある。皆吉は、今シーズンの開幕を前に、今大会の会場である琉球GCを含む、前半戦のトーナメント会場6~7コースを実際に訪れてラウンドを重ねた。
琉球GCに訪れたのは2月初旬。「こんないい舞台で回れるとは思っていなかったので正直びっくりしていますが、ずっと出たかった試合。それを楽しみながらできている分、結果につながっているのかなと思います。ただ、沖縄の芝は九州の芝とも全然違う感じで、風も吹くので難しいという印象はありました」と、事前の下見で得た感覚がコース攻略に役立っている。
同じ鹿児島県出身で勝みなみは高校時代から交流がある。ホームコースも同じで現在も「みなみさん」と慕っている。
「(勝は)一緒に回っている時はすごい喋って楽しくしているんですけど、プレーに入るときの集中力が練習ラウンドでも全然違います。そこはすごい勉強になります」
世界で戦うトッププロの「オンとオフ」の切り替えを間近で見た経験が、今大会の緊迫した場面での粘り強さにつながっている。
「まずは4日間アンダーパーでフィニッシュできるように頑張りたいです。明日も一つでも伸ばして、順位を上げられるように頑張ります」と最終日はさらに上を目指していく。
