
岡本頼樹-Raiki Okamoto 1996年生まれの29歳。兵庫県出身
GD ゴルフを始めたのは遅かったと聞きました。
岡本 はい。高校1年生の15歳の時でした。それまでは小学校で野球、中学でバスケ部に入っていました。ゴルフ経験はゼロではないんですが、父親の影響で少しやっていた程度です。それで高校に入るときに父親とも話をして、ゴルフがいいんじゃないかと。地元は兵庫県なんですが、ゴルフをやるなら滝川第二だと思い、入学しました。
GD 中学の時には兵庫県選抜にも選ばれたとか。バスケットへの未練はなかったんですか?
岡本 地元の公立高校に通ってバスケを部活でやるという選択はあったんですがプロを目指してというつもりはなかったので。
GD ということはゴルフは最初からプロを目指してやり始めた感じですか?
岡本 いや、それも当時は全くなかったんです。少しゴルフには触れていたと言ってもほぼ初心者だったので、滝川第二に入学したときは自分だけが初心者で、他はみんなスポーツ推薦で入ってくるような選手ばかりでした。
GD 入部できたこともそうですが、そういう環境の中によく身を置き続けることができましたね?
岡本 はい。自分も間違えたなと思いました(笑)。みんな70台とかアンダーが出るようなレベルなのに、自分だけが一般入試でゴルフ部には入れましたけど、最初は120とか130とかを打っていましたから。
GD それでも続けたわけですね。
岡本 記憶は曖昧ですけど、2年生の時に初めて70台が出て、3年生の時はキャプテンをやらせてもらいました。
GD ええ! その3年ですごく成長したわけですね! そこから大学は日大ですよね?
岡本 はい。ゴルフの推薦とかではないんですが、ゴルフをやるために日大を選びました。
GD プロの道に行くと決めたのは?
岡本 大学4年生の時にQTを受けるかどうかという時期まで、ギリギリまで迷っていました。
GD 昨年は苦しい1年だったと思いますが。
岡本 そうですね。予選落ちばかりで不甲斐ない成績だったんですけど、ACNツアーは自分としては初めて1年間通して出場できたので、経験という意味では日本プロに出場できたり収穫はあったと思っています。今年は予選会からという感じになりますが、来年の出場資格をとれるように頑張りたいです。なので、出られる試合で頑張るのはもちろんですが、今年はQTに照準を合わせてやりたいと思っています。
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中学生の時にはすでに身長が180センチあったそうで、自ずとバスケ部などから声が掛かるのは当然のこと。ただ、父親がゴルフショップを経営していた影響もあっただろうが、頭のどこかにゴルフへの意識があり続けていた。30歳という節目の年齢が近づく中で、本人的にはもちろん焦りもあるかもしれない。ただ、スタートが15歳と考えればピークはこれから。名前の「頼樹(らいき)」にはは、大きな樹のように頼られる存在になって欲しいという思いが込められている。年を重ね、経験を積むたびに成長を続ける大樹が花を咲かせるときが待ち遠しい。
文/出島正登


