
3打差で首位をキープしたラドビッグ・アバーグ(PHOTO/Getty Images)
今大会3つ目のイーグルを11番でマーク。終始落ち着いたプレーで最終18番のフェアウェイを歩いていたアバーグはリーダーボードに目をやり、キャディにこう語りかけた。
「明日はマイケル(ソービヨンセン)と一緒に回ることになりそうだ。楽しみだね」
2人は今大会の舞台TPCソーグラスの近くに居を構えるご近所同士。
「遠征から戻って家にいるときはよく一緒にゴルフをしています。大学時代はほぼすべての大会で一緒に回っていたような気がします。彼はゴルファーとしても人間としても素晴らしい。明日一緒にプレーできるなんで興奮しますね。
きっと凄い勢いでぶつかってくると思うので自分もしっかり応戦したい。いいゴルフがしたいです」(アバーグ)。
ソービヨンセンも「彼は学生時代、僕が尊敬していた選手のひとり。1歳しか上じゃないのにとてもステディなゴルフをする素晴らしいプレーヤーでメンタルもすごく強い。地元の2人が最終組でプレーできるなんて本当に素晴らしい!」と興奮を隠せなかった。
タイガー・ウッズをはじめ多くの選手がジュピターやパームビーチガーデンなど南フロリダを住まいに選んでいるが「一年中30度(摂氏)
近い南フロリダではなく季節の変化を楽しめるのが気に入って」ジョージア州との州境に近い北フロリダを選んだとアバーグはいう。
「明日は緊張すると思います。今日も(アイランドグリーンの)17番のティーではすごく緊張していました。でも優勝についてはよく考えます。大学生の頃から優勝がかかった場面でどんな気持ちになるのか、どんな光景になるかを常にイメージしてきました。勝利に伴うあらゆることを受け入れようと思っています。それがゴルフをする理由ですから」
ライバルを下し、第5のメジャーでトロフィーを掲げられればこれ以上うれしいことはない。
日本勢は今大会3度目の挑戦にして初の予選突破を果たした久常がパーオン率大会No.1の好調なショットで2アンダー「70」をマークし、通算6アンダー。前日から2ランクアップの15位タイに浮上した。
1番ボギー、4番でダブルボギーを叩いた前半は「バタバタしましたが後半ショットも良くなっていい終わり方ができて良かったです」。シグネチャーホールの17番ではピンそば1.7メートルにのせてバーディを奪い喝采を浴びた。
最終日に向けては「あと1日なのでしっかり伸ばし切れるよう頑張ります」という彼にとってもトップ10を狙える絶好のチャンスだ。
松山英樹はパーが5ホールしかない出入りの激しいゴルフで4オーバー76と落とし、通算2オーバー63位に後退。9オーバー81を叩いた金谷拓実は通算10オーバーで、予選を突破した73人中最下位に沈んだ。
