3日を終え3打差の首位ラドビッグ・アバーグと2位のマイケル・ソービヨンセンの最終組が崩れ戦線離脱するなか、1組前のヤングとフィッツパトリックが優勝争いを引っ張った。
難しい17番でヤングがバーディを奪いトップに並んだ2人の明暗を分けたのは18番のティーショットだった。
「ここで人生最高のショットを打つという強い意志を持って」ヤングが放ったドライバーショットは375ヤード飛んでフェアウェイ右サイドの絶好のポジションをキープ。フィッツパトリックのショットは右の枯葉の上でセカンドはフェアウェイに出すだけ。
残り100ヤードをピン奥5メートルに乗せたヤングのバーディパットはカップをすり抜けたが50センチ弱のパーパットを沈め、そのホールでボギーを叩いたフィッツパトリックを下し栄冠に輝いた。
「最後のパットは短かったけれど実はすごく緊張していました。カップがもの凄く小さく見えたんです」。終始ポーカーフェースでウィニングパットを沈めてもガッツポーズはなし。
初優勝までは94試合かかったが、今回わずか10試合で2勝目を達成した。ウィンダム選手権で優勝したあとライダーカップを経験したことが大きな転機になった。
「緊張している自分を意識しながらそれを活かすバランス感覚の重要性」を学んだのだ。最後のシーンではライダーカップを彷彿とさせるような『U-S-A』コールに迎えられて至福の勝利。
「あの大会を思い出すたびに、そこまでに至る努力やそのとき感じた成功や進歩などポジティブな要素が胸に迫ってくるんです。今回もこれほど多くの方々に応援してもらえて本当に素晴らしかった」
表彰式のインタビューを終えトロフィーを抱えるヤングに2人の息子(長女はグリーンサイドで母親に抱かれていた)が勢い良く駆けてきてパパをハグ&祝福。しかしそのあと2人が視線を向けたのは上空だった。
「子供たちはトロフィーよりドローンに興味津々だった。でもそういう視点も素敵だと思います(笑)」
昨年家族が同行しなかった試合は3つしかないが、そのうち1つがウィンダム選手権だった。だから今回「家族の前ではじめて優勝して彼らを抱きしめることができたのは一生忘れられない最高の思い出になります」。

ザ・プレーヤーズ選手権を制したキャメロン・ヤング。家族も同行し、優勝の喜びを分かち合った(写真/Getty Images)
日本勢は「長らくぶりに自分が意図した感じでアイアンが打てた」という松山英樹がこの日のベストスコア67で前日の63位から27位タイに浮上。久常涼はトップ10まであと一歩の13位タイで日本人最高位。金谷拓実は73位に終わっている。
【動画】試合後の松山英樹インタビューをチェック【U-NEXTゴルフ公式X】
@i post on X
x.com
