全国から問い合わせが殺到するという知る人ぞ知る人気ショップ「ゴルフステージ成城」のクラブナビゲーター、吉田朋広氏が注目するギアを徹底検証・解説する企画。今回はグラファイトデザイン「RAUNE(ラウネ)」を徹底検証します。

2022年4月にグラファイトデザイン、
第4のシリーズとして発売された「RAUNE」

グラファイトデザインといえば国内外のプロ・アスリートゴルファーに愛用されている「TOUR AD」シリーズが有名です。「TOUR AD」以外にも「AG」と「秩父」があり、最も新しい「RAUNE」は他のシリーズと違いウッド用シャフトがなく、HYBRID用、IRON用、WEDGE用のみとなります。

「RAUNE」シリーズはグラファイトデザイン社の「TOUR AD」ブランドを使用するプロゴルファーから「体への負担が少ないカーボンシャフトを使いたいが、TOUR ADはシャフトが重くなるとカーボンの硬さを感じてしまう。長年愛用しているアイアン用スチールシャフトのフィーリングのカーボンシャフトが欲しい」というリクエストから開発がスタートしたと言われています。

画像: 「RAUNE」

「RAUNE」

既存のカーボンシャフトとは異なるフィーリングを持つ新シリーズはウェッジ用の開発からスタートしました。今回は「RAUNE」シリーズの中でウェッジ専用の「RAUNE WEDGE」を検証していきたいと思います。

「RAUNE WEDGE」は光沢のあるブラックのシャフトカラーにブランドエンブレムがワンポイントで配されたシンプルなデザインです。ちなみに「RAUNE」の語源は、「狙う」をローマ字にして「NERAU」。そこから「RAUNE」になっています。

「RAUNE WEDGE」は「w85」「w100」「w115」と15グラム刻みの3つの重量それぞれに2つのフレックスが用意されています。フレックス表記は「WEDGE」「WEDGE+」です。「WEDGE」よりも硬いフレックスが「WEDGE+」となります。

RAUNE w85

では最も軽い「RAUNE WEDGE W85」から検証していきたいと思います。

RAUNE w85
WEDGE/85グラム/トルク2.4/中調子
WEDGE+/87グラム/トルク2.4/中調子

WEDGEフレックスは手元部分にしなりを感じられ、しなやかな挙動で、コントロールしやすいのが特長です。カーボンシャフトながら先端部分の剛性感は軟らかく、ヘッドをしっかりとボールにコンタクトしてくれるので、ボールをフェースに乗せていける感覚があります。オートマチックにボールを拾ってくれるやさしさも感じられます。フルショットとウェッジショット時のスウィングの振り幅の違いによる違和感があまりなく、マイルドなフィーリングのフレックスに仕上がっています。

画像: 「RAUNE w85」

「RAUNE w85」

WEDGE+フレックスはしっかりとした硬めの剛性を感じます。シャフト重量が軽いこともあり、粘り感の少ないスッキリとしたフィーリングで、しなり過ぎずシャープな挙動でボールをクリーンに拾いやすいです。シャフト先端部分の硬度があるので、ヘッドが深く入り過ぎずボールをクリーンに拾っていきたいシチュエーションで効果を発揮するでしょう。

ウェッジショットで自らシャフトコントロールしたい方はもちろん、ウェッジショットでのダフリのミスが気になるという方にも有効だと思います。

RAUNE w100

RAUNE w100
WEDGE/100グラム/トルク2.3/中調子
WEDGE+/100グラム トルク2.3/中調子

WEDGEフレックスは手元部分の粘り感のあるしなやかなフィーリングです。シャフト重量もあるので切り返しのタイミングが取りやすいです。「RAUNE WEDGE」はシャフト深部の層に高弾性素材を使用しているので、しっかりとした硬さがありますが、外部は軟らかく感じられ、カーボンシャフトながらしなりとスチールシャフトのような粘りも感じられます。先端部分の絶妙な硬度設定がフェースにボールが乗る感じを生み、コントロールのしやすく、イメージ通りのウェッジショットが可能です。

深めにヘッドを潜らせやすいイメージもあるので、バンカーショットにも使いやすいと思います。ウェッジショットをシンプルにイメージしやすいフレックスです。

画像: 「RAUNE w100」

「RAUNE w100」

WEDGE+フレックスはWEDGEフレックスのシャフト全体をしっかりとさせたものです。シャフトの硬度が上がることで、しなりが抑えられ、シャープに感じられます。先端部分にしっかりとした硬度があり、動きは少ないので、しっかりと打ち込んでいくようなウェッジショットにもイメージが合いますし、バンカーで砂の量を薄めに取っていくような繊細なショットもしやすいと思います。打ち出し角度のコントロールもしやすいので、弾道をコントロールしたい方に特にオススメのフレックスです。

RAUNE w115

RAUNE w115
WEDGE/120グラム/トルク1.8/中調子
WEDGE+/120グラム/トルク1.8/中調子

RAUNE WEDGE の最も重い重量帯のWEDGE 115は120グラムのシャフト重量があります。WEDGEフレックスはシャフト重量を活かしてダウンスウィングを作ることができます。重量級のカーボンシャフトとしては手元部分の剛性が高すぎず、タメが作りやすいので切り返しがスムーズに行えます。

重いカーボンシャフトは硬さを感じてしまうものですが、WEDGEフレックスは硬すぎず適度なしなりがあります。そのため走りすぎず、スピードのコントロールがしやすいと思います。様々なショットを要求されるウェッジショットでの扱いやすさを感じることができるでしょう。弾道のコントロール性能が抜群に良いので高い打ち出しのボールや低い打ち出しのボールをイメージしやすいと思います。バンカーショットでも使いやすいでしょう。

画像: 「RAUNE w115」

「RAUNE w115」

WEDGE+フレックスはシャフト全体の剛性にしっかりとした硬さが感じられます。WEDGEフレックスで感じられた粘り感は減少し、しなり幅も少なくなります。先端部分も剛性があり、動き量も少ないのでイメージ通りにコントロールしやすくスイープにボールを拾っていくこともインパクトでしっかりと打ち込んでいくことも、どちらもイメージしやすいでしょう。

小さい動きでもしっかりとフェースにボールが乗り、バックスピンがかかる性能を持っています。動きの少ないシャフトを自身でヘッドコントロールしていくウェッジショットを求める上級者はもちろんですが、ウェッジショットにダフリのミスが気になる方にも良いのではないのでしょうか。

RAUNE WEDGEはどう選ぶのが良い?

グラファイトデザイン社は「RAUNE」以外、R、S、Xのフレックス表記がされています。では、なぜ「RAUNE」は「WEDGE」「WEDGE+」というような独自表記を採用しているのでしょうか?

冒頭に説明したように「RAUNE 」の開発はウェッジ用からスタートしたと言われています。その開発で最も重視したのはフィールドでのヒューマンテスト。その中で「RAUNE WEDGE」に求められるシャフト重量とフレックスを決定してきた経緯があります。

画像: RAUNE WEDGE

RAUNE WEDGE

「RAUNE WEDGE」は、フレックス表記によるシャフトへの先入観なしにフィーリング重視で選んで欲しいというメーカーからのメッセージが込められているということになります。

そういった観点からも「RAUNE WEDGE」のスペック選びに最も適した方法「先入観なしに打ってみる」ということです。実際にコースで打てれば最高ですが、ゴルフ練習場となるでしょう。なるべく広い場所でフルショットを含めた様々なウェッジショットを打つことをオススメします。

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